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人面屋敷の惨劇 の商品レビュー

2.8

43件のお客様レビュー

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2012/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何か表紙のせいか、ちょっとライトノベルな感じ。字もでかいし。ちょっとリアルじゃないよなーと思う。いくら自分が虐待されてて、他の大人が優しくしてくれたって、他の子供を虐殺してるのを知ったら嫌になるんじゃなかろうか。秀一が特別ってことなのか。しかし、スケッチブックの描写はやっぱり悪質だよな。この人、こういう悪質なのも書けるんだね。語り手の美菜子があんまり好きになれない。つーか、登場人物みんなそうだけど。なので評価はいまいち。

Posted byブクログ

2012/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内容(「BOOK」データベースより) 東京都西部で起きた連続幼児失踪事件。 我が子を失った美菜子はじめ6人の被害者家族は、積年の悲嘆の果てに、 かつて犯人と目された投資家、土佐が暮らす通称「人面屋敷」へと乗り込む。 屋敷の中で「人面」の忌まわしき真相を知った親たちの激情は、 抑えがたい殺意へと変容。さらに謎の美少女が突然現れたことで、 誰もが予想すらしなかった悲劇をも招き寄せていく。 論理(ロジック)×狂気(マッドネス)。 気鋭のミステリー2011年進化型。 +++++++ タイトルから想像されるおどろおどろしさは皆無。 登場人物で一番悪いのは誰だったのか…… 自分の愉しみの為に子供を誘拐して意に沿わないなら惨殺してた 土佐が一番悪いんだけど。子供たちをろくに愛さず むしろいなくなってくれたら楽になれる、なんて ちらっとでも思っていた親だって悪いし。 殺し方はやけにあっさり、突発的だな〜と思った。 特に藤田殺害のトリック?はすごく稚拙 ……まあ一般の推理小説の方ががありえない展開だから むしろこれはリアルと言えるけど でもそれが見たいから推理小説読むんだし…… もうちょっと、なんとか…… あらすじで期待しちゃった分、軽くて薄っぺらな内容が残念。 あと作者の「綾辻館」を意識したっぽいコメントも期待値上乗せ。 よく自分で「石持館」とか言えたよね(笑) 前半から家族会メンバーの「何かありそう」臭を出しといて 結果ほとんど投げっぱなしで終わってたし…… 結果1日もかからず読めたから時間無駄にしたとは思わなかった けど、買わずに図書館で借りてよかったー

Posted byブクログ

2012/02/28

過去に子供をさらわれた親たちが、犯人と思われる男の屋敷に乗り込む、という導入は引き込まれる。読みやすいし面白いのだけど、どうも広げた風呂敷を畳みきれなかった感があるなあ。2時間ドラマみたいなまとめ方だし。個人的にはこの人はトリックでうならせるより、人間ドラマを描いた方が魅力が発揮...

過去に子供をさらわれた親たちが、犯人と思われる男の屋敷に乗り込む、という導入は引き込まれる。読みやすいし面白いのだけど、どうも広げた風呂敷を畳みきれなかった感があるなあ。2時間ドラマみたいなまとめ方だし。個人的にはこの人はトリックでうならせるより、人間ドラマを描いた方が魅力が発揮されると思うのだけど。

Posted byブクログ

2012/02/28
  • ネタバレ

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連続用事誘拐事件の犯人とされる男の家に、被害者の家族たちが取材と偽って乗り込む。そこで見たものはー。 場面が次々と展開し、話がスピーディ。意外な結末もあり。話としては面白いんだけど、釈然としないラスト。

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2012/02/24

ん~・・・・なんとも妙な終わり方・・・え?それでいいの?終わり?みたいな。 思わせぶりな間章も結局はそのラストシーンのためだけか・・・という。 作者初期の徹底したデッキチェアディテクティブというか心理戦みたいなものが大分薄れてきている気がする。そうなると残念ながら凡庸なミステリ...

ん~・・・・なんとも妙な終わり方・・・え?それでいいの?終わり?みたいな。 思わせぶりな間章も結局はそのラストシーンのためだけか・・・という。 作者初期の徹底したデッキチェアディテクティブというか心理戦みたいなものが大分薄れてきている気がする。そうなると残念ながら凡庸なミステリでしかないような。いろんな部分が中途半端に小ぶりにまとまってしまった感の強い一冊。

Posted byブクログ

2012/02/16

10数年前に子供が失踪してしまった親たちが、 犯人と目される男の家に乗り込んでいき、そこで事件が起こるお話。 冒頭、本当に男が犯人なのか?子供たちはどこにいるのか? と謎がいいテンションで膨らむわけですが、 表紙の女の子が登場したあたりから一気に安っぽい雰囲気に。。。 ...

10数年前に子供が失踪してしまった親たちが、 犯人と目される男の家に乗り込んでいき、そこで事件が起こるお話。 冒頭、本当に男が犯人なのか?子供たちはどこにいるのか? と謎がいいテンションで膨らむわけですが、 表紙の女の子が登場したあたりから一気に安っぽい雰囲気に。。。 彼女の言動と思考回路がちょっと現実味がない。 くどいくらいに理詰めで進めてるのに笑  根底でぶれてる。 何より登場人物全員イマイチ嫌なやつで、切実さを感じないのがもったいないなあと。 こうなれば、もうちょっとホラーかミステリに振り切れても良かったんじゃないですかね。 さらさら読めるけどそれだけ、、時間つぶし。 終わり方は悪くなかった。 ま、スピード感というよりちゃちゃっと風呂敷畳んだ印象が否めないけど。 このひと決定的なアンハッピーエンドってほとんどないな。 そしていつものごとく、登場人物が成長しないからうっすい。 主人公的ポジションの母親は、もうちょっと使いようがあったんじゃないですかねえ。 それにこの表紙は安っぽくないですか。

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2012/01/29

石持館と筆者の言葉にあるが、綾辻館とは系統が違う。 誘拐された子供を探して、「人面屋敷」へ乗り込み真相を探る。心理描写が多く、謎というよりは自滅ストーリー。怪しい人物もすぐに目星が付く。それでも、充分に面白く読む事が出来たのは筆力だと思う。

Posted byブクログ

2011/12/31

本格ミステリに期待されるカタルシスの無い、重たい物語。ミステリ好きならおおよその筋立てはすぐにわかりそうだし、その先にあるどんでん返し、カタルシスなしに閉幕されると肩透かしというか。新機軸の要素はあるのだけど。6.0

Posted byブクログ

2011/11/19

綾辻館風を期待して読んだため、期待はずれでした。 舞台を館にする必然性が感じられなかった、というのが大きいでしょう。

Posted byブクログ

2011/11/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人の親として、我が子がいなくなり、その生死が分からないというのはきつい。その設定だけで十分読むのに辛い本だし、結末も暗澹とさせられるもの。最も恐ろしいのは、生きのこっている子どもたちが虐待を疑われる実の親たちよりもまともに見えてしまったことだ。

Posted byブクログ