本棚探偵の生還 の商品レビュー
どこの紹介文を読んでもいいことしか書いていない。 気になって仕方ない本です。 この本の前回分もまだ読んでいないので、一度読んでみたいです。
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7年ぶりということで、まさに待望の一冊だったのだが、冒頭からいきなりショックを受けることになる。 このシリーズのタイトルが「冒険」「回想」ときたのに今回「生還」というのに、どうも違和感を持っていた。僕の持っている新潮文庫版ホームズでは「帰還」だったからだ。 喜国さんも、そこは悩ん...
7年ぶりということで、まさに待望の一冊だったのだが、冒頭からいきなりショックを受けることになる。 このシリーズのタイトルが「冒険」「回想」ときたのに今回「生還」というのに、どうも違和感を持っていた。僕の持っている新潮文庫版ホームズでは「帰還」だったからだ。 喜国さんも、そこは悩んだらしく、周囲の人間にリサーチされたようで、綾辻行人さんや有栖川有栖さんは声をそろえて「生還」とお答えになったとのこと。何でも創元推理文庫版は「生還」になっているのが理由だそうだが、僕の中学高校時代に揃えた時は、ホームズの全長短編が揃ってるのは新潮文庫版だけやったのに、なぜ僕より年上の敬愛するお二方(喜国さんも入れるとお三方)が創元推理文庫版を推すわけ? まあ、このエピソードも最後には驚愕のオチがつくなど、ブランクを感じさせない本棚探偵の活躍!?の数々。 函入りの装丁も含めて、本好き、ミステリー好き、古書好きには買って損はない一冊。
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