素行調査官 の商品レビュー
警察監察物の小説は最近よく読んでますが、他の物とは違う設定ですが、新しい感じはしませんでした。話の流れもありきたりですが、中々面白く読めました。次編も楽しみにしてます。
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警察官の不祥事を取り締まる警視庁監察係。 またの名を素行調査官。 元々探偵だった本郷は警察官キャリアの同級生との再会から、裏口入庁し、その役を担うこととなった。 初仕事となったのは不倫の調査だったが、思わぬところから大きな事件に繋がっていく。 警察の闇に迫る… 2021.4.4
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主人公の本郷は同級生の伝手で警察内警察の監察官になった元探偵。。公安、刑事、高級官僚が入り乱れる事件の真相に迫る。ハマった貫井徳郎氏の作品を単行本はほぼ全て読了したの次を模索中。
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元探偵の本郷は、警視庁監察係。警官の不正や不品行を取り締まる、いわば警察の中の警察だ。旧友の伝手で裏口入庁した彼の初仕事は、公安刑事と中国人女性の不倫調査。ところが、女性の妹が殺害されたことから、捜査は思わぬ方向へ。背後に見え隠れする蛇頭と大物警察官僚。本郷と仲間は、警察内部の底...
元探偵の本郷は、警視庁監察係。警官の不正や不品行を取り締まる、いわば警察の中の警察だ。旧友の伝手で裏口入庁した彼の初仕事は、公安刑事と中国人女性の不倫調査。ところが、女性の妹が殺害されたことから、捜査は思わぬ方向へ。背後に見え隠れする蛇頭と大物警察官僚。本郷と仲間は、警察内部の底知れぬ闇に迫れるのか?
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警察官の不祥事を未然に防ぐ(というか、世間に漏らさないようにする)ための仕事である監察官についた元探偵が主人公の異色警察小説。 警察小説も百花繚乱で、色々と素材や味付けに工夫をこらす小説家各位には頭が下がるが、笹本稜平レベルの作家をもってしてもそういう工夫は必要になってくるんだなぁ。 この作品自体は想定外に風呂敷を広げてしまい、蛇頭組織と警察上層部の癒着みたいな、よくあるノアール系の話になってしまったのが残念。素材が素材だけにもう少し小さめの風呂敷でもいいんじゃないかなと思う。尼崎のばばあが警察の檻で自殺した話とか、彦根の未成年警官が上司を射殺した話とか、現実にある警察腐敗の事件なんて、この設定で料理するのに向いているだと思うのだが。 そういう期待もこめて、続編も追いかけてみようと思う。
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【読間】30ページくらい時点。 久しぶりの警察小説。 久しぶりの笹本稜平。 たった30ページしか読んでないが、面白くなる予感が、ひしひしと感じられる。期待大。 【読間2】第6章途中の3(3/4時点) 笹本節とも言うべき台詞回し(「~だよ」「~だね」「~思うよ」)の連発に少々辟易しつつ、かつ、やはり笹本節とも言うべき理想論・正義論がくどいほど繰り返され、、、読むのが疲れてきたな・・・と思った矢先。 失踪していた探偵のの所在が判明した途端、急に物語が疾り始めた。 したたかな小物としか映らなかった小松の意外な有能さやら、本田警視正の敵対勢力の登場やら。目が離せなくなってきた……。 【読了】 綺麗だけれどいまいちスカっとはし切れないラスト、といったところかな。 巨悪の権化をどうやって調理したのか……悪事が暴かれれば組織全体の屋台骨が揺らぎかねない程の大物を、一介の警視正の力で果たして法で裁ききれるのか…。 どのような“結末”を得るのか…。 文庫出版時点で続編も2作目の連載まで進んでいるとのこと。 続編作中で“ついで”のように過去の話として語られるだけでなく、実際に追い詰めていく過程も描いて欲しかったかな。 ※と、文句を言いつつ、続編もきっと読むけど。 ★3つ、7ポイント半。 2018.01.30.古。
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主人公である本郷は元探偵である。 ドラマや小説の中に登場する探偵とは違い実際の探偵は法に許された範囲でしか活動することができない。 しかも勤めていた探偵事務所が解散となり失業中の身ともなれば、せっかくの口利きは無駄にしたくない。 警察官の素行を調査する監察の仕事を得た本郷は、警察...
主人公である本郷は元探偵である。 ドラマや小説の中に登場する探偵とは違い実際の探偵は法に許された範囲でしか活動することができない。 しかも勤めていた探偵事務所が解散となり失業中の身ともなれば、せっかくの口利きは無駄にしたくない。 警察官の素行を調査する監察の仕事を得た本郷は、警察官にしか使えない調査方法に驚きながらも戸惑いを隠せない。 何故なら、監察の仕事とは犯罪を摘発することや犯人を逮捕することではないからだ。 悪事の証拠を揃えても、諸事情から闇から闇へと葬らなければならないこともあるらしい。 本郷にはそのあたりがどうにも納得できない。 ひとりの女性が殺害された。 本郷たちは監察の対象となっている浅野の素行調査をしているうちに、浮気相手の姉妹が殺人事件の被害者だと知る。 怪しげな動きをする機捜の小松など、事件は思いもかけない方向へと進んで行く。 警察官を取り締まる警察。 監察とは、監察が果たすべき役割とは。 警察小説であまり描かれることのない監察が物語の中心にいるのは新鮮だった。 キャラクターもいい。 一番のお気に入りは監察の先輩である北本だ。 やけに経験豊かな一面を見せるかと思うと、妙に子供っぽい一面をのぞかせたりする。 入江に心酔し、監察の仕事に真正面から取り組んでいる姿もいい。 「嫌われる仕事」 といったイメージしかなかった監察の果たす役割が丁寧に描かれていて、従来の警察小説とは少し違った楽しみ方ができた。
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笹本稜平にハズレなし。 警視庁監察部の本郷は元私立探偵。同級生の入江に特別枠で採用された警察官。 監察は警察内部の不正を摘発する部署で、不正を未然に防ぐ役割もあり、相手が犯罪者ではないことから自らを「素行調査官」と呼ぶらしい。 ストーリーは何本かの複線があり、さまざまな登場...
笹本稜平にハズレなし。 警視庁監察部の本郷は元私立探偵。同級生の入江に特別枠で採用された警察官。 監察は警察内部の不正を摘発する部署で、不正を未然に防ぐ役割もあり、相手が犯罪者ではないことから自らを「素行調査官」と呼ぶらしい。 ストーリーは何本かの複線があり、さまざまな登場人物がどう関係していくのかの予測ができず、ラストがまったくわからない。
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主人公が、旧友の伝手で元探偵のキャリアを生かした警視庁監察係に転職とは、ユニークな設定。 さらに、コンビを組むのが定年間近の、親子ほど年の違う一癖ある巡査部長、それに絡む主人公をスカウトしたキャリアの監察係トップ。 こんな三人がチームを組み、警官の不正や、不品行を取り締まるのが仕...
主人公が、旧友の伝手で元探偵のキャリアを生かした警視庁監察係に転職とは、ユニークな設定。 さらに、コンビを組むのが定年間近の、親子ほど年の違う一癖ある巡査部長、それに絡む主人公をスカウトしたキャリアの監察係トップ。 こんな三人がチームを組み、警官の不正や、不品行を取り締まるのが仕事で、しかも今回の捜査のターゲットは、大物警察官僚ときたらこんな作品が面白くないわけがない。 今後も、警察内部の底知れぬ闇をどこまで暴くか、このシリーズから目が離せなくなってしまう。
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警察官の不正や犯罪を暴き、時に隠密に処理する監察官となった元探偵が、同級生のエリート監察官や、人間味溢れる先輩と巨悪に挑む。 主人公本郷にぶれぶれなところがあったり(人間らしいと言えばらしいけど)、どつぼにはまっていく小松に何やってんのと思ったり、なんで大物なのに自分で直接手を出...
警察官の不正や犯罪を暴き、時に隠密に処理する監察官となった元探偵が、同級生のエリート監察官や、人間味溢れる先輩と巨悪に挑む。 主人公本郷にぶれぶれなところがあったり(人間らしいと言えばらしいけど)、どつぼにはまっていく小松に何やってんのと思ったり、なんで大物なのに自分で直接手を出してんの、バカなのかと思ったり。うまくしまってるのかは微妙だが、このチームの活躍はまた読んでみたい。
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