徹底比較!「新エネルギー」がよくわかる本 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
太陽光、風力といった今後普及率が伸びるであろう発電法から宇宙太陽光発電といったまだまだ未知数の発電法までフラットに比較したデータが載っている。また第4章からも見えるように発電法の選択肢が増えるだけでなくそれを送電する仕組みについてや第5章の世界のエネルギー政策等も記載されており新エネルギーに興味がある方はぜひ一読していただきたい1冊。
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311以来、日増しにエネルギーのことが語られるようになってきた。太陽光、水力、風力発電に目がいくようになったが、それ以外の発電方式ってどんなのがあるのだろうと気になったので読んでみた。 16もの発電方式が多面的に評価されていて、また世界の各地域毎の現状と今後のエネルギー事情につ...
311以来、日増しにエネルギーのことが語られるようになってきた。太陽光、水力、風力発電に目がいくようになったが、それ以外の発電方式ってどんなのがあるのだろうと気になったので読んでみた。 16もの発電方式が多面的に評価されていて、また世界の各地域毎の現状と今後のエネルギー事情についてまとめられている。これを読めば、新エネルギーの概略が掴める構成となっている。 CO2排出問題から原子力へ注目が集まったが、地震の影響により再生可能エネルギーへと日本の目は移っている。 その新エネルギーの中でも特に面白いと感じたのが、マイクロ水力発電と海洋温度差発電。 新エネルギーは総じて、技術的には可能だが、コストがネックとなっている。今後、技術開発が進めばコストダウンに繋がり、一気に新エネルギーが広まるだろう。 電力業界も自由競争になったり、スマートグリッドのような通信技術も当たり前になれば、世界はまた一皮むけた面白いものになると思う。
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この本は、新エネルギーの特徴を手っ取り早く把握することのできる本でした。 新エネルギーと言えば、太陽光、風力などが思いつくことだと思います。 けれど、この本には16もの新エネルギーが記載されており、その数に驚きました。 その16個のエネルギーも、ただつらつらと特徴を述べているわ...
この本は、新エネルギーの特徴を手っ取り早く把握することのできる本でした。 新エネルギーと言えば、太陽光、風力などが思いつくことだと思います。 けれど、この本には16もの新エネルギーが記載されており、その数に驚きました。 その16個のエネルギーも、ただつらつらと特徴を述べているわけではありません。 発電効率はどうか、コスト面はどうか、環境や人体に影響は出ないかなどといった点が詳しく、そしてグラフにしてわかりやすく書かれていました。 そして、大切なのは発電効率だけではなく、電力供給量を把握できるかということも重要な点でした。 電力は貯めておくことができないので、その時々に供給できる電力を把握し、効率よく送電しなければならないようです。 余談ですが、この本を読んでいて、昔、こち亀で振動発電のとマイクロ水力発電の電力を利用してもうけるという話があったことが思い起こされました。 その発電方法が現代では実現可能と書いてあり、漫画の中の世界にあったものがいつの間にか現実のものとなっていて、少し感激しました。 現代の技術は、もしかしたらドラえもんの道具の一つや二つ作れる領域に達しようとしているのかもしれません。
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文庫版サイズながら、情報満載。総論、歴史、さまざまなエネルギーの基本的な説明、新エネルギー、新システムの情報と、超盛りだくさん。現在使用されているものや実用化に向けて取り組まれている発電システムを、発電効率、安定性、建設費用、環境負荷、実現性など、10項目の評価表付きで紹介してい...
文庫版サイズながら、情報満載。総論、歴史、さまざまなエネルギーの基本的な説明、新エネルギー、新システムの情報と、超盛りだくさん。現在使用されているものや実用化に向けて取り組まれている発電システムを、発電効率、安定性、建設費用、環境負荷、実現性など、10項目の評価表付きで紹介している。同時に、逆引きでその項目別に各発電システムを比較説明している。
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