魂を養う教育 悪から学ぶ教育 の商品レビュー
インドで「自分の始末」を読み、すっと入ってきた内容だったので、思春期男子たちと応戦するのに図書館で借りて読んでみました。 日本は世界でも有数の、長期の平和と物質的な豊かさを享受できる国だが、その過程において、自身で考える力、苦しみに耐える力を失ったというくだり、確かにそう思う。 ...
インドで「自分の始末」を読み、すっと入ってきた内容だったので、思春期男子たちと応戦するのに図書館で借りて読んでみました。 日本は世界でも有数の、長期の平和と物質的な豊かさを享受できる国だが、その過程において、自身で考える力、苦しみに耐える力を失ったというくだり、確かにそう思う。 便利さのかげで失ったものがあるとよく言われるが、不便さの中から学ぶべき点は多い。物のありがたさ、感謝する気持ち、忍耐力、そして、生きるためには、それほど沢山のものは必要ないということをインドのアシュラムの生活で肌身に感じた。 経済の発展とともに人間性を伸ばすことは不可能だったのか? 著者は問う。 インドは、今まさに経済発展を続けるアジア諸国は、どう変わっていくんだろう。 第6,7章の生き延びる訓練、自分を静かに保つは必読です。 ヨガに通じています。
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著書が伝えたいこと? 全ての教育は、必ず強制から始まる。 教育の根本とは、まず自分を正すことである。 予測し難いことに耐えうる力をつけることが、教育の最終目標である。 教育の根本の姿は、自らを教育し続けることである。 一切の権力から解放された自由の中で、自分の小さな信念を貫き通す...
著書が伝えたいこと? 全ての教育は、必ず強制から始まる。 教育の根本とは、まず自分を正すことである。 予測し難いことに耐えうる力をつけることが、教育の最終目標である。 教育の根本の姿は、自らを教育し続けることである。 一切の権力から解放された自由の中で、自分の小さな信念を貫き通す勇気をもつことが、最も効果的な教育の姿勢である。 学校であれ、地方であれ、教育の行われる場所が、健全に機能しているとすれば、その場所が、人生の明暗を教えているからである。当然明も教えるが、図らずも、暗も教えるから意味がある。 人は、あらゆる状況から学ぶ。 人間は、すべてを知ること、善も悪も、必要である。 人生は、よくも悪くもある。それを味わうのが、学問であり、それに至る道が教育である。 不備に耐えることが、教育の大切な要素である。 人間になる為には、利害を離れて、人の為に、働くことのできる存在にならなければいけない。損になることのできる人にならなければいけない。
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