I【アイ】(1) の商品レビュー
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この作品はどう表現したらいいのだろう。いがらしみきおのシュールさは確かに最大限生きているのだけど、ぼのぼのとはまったく世界観が異なるので、ただただビックリさせられる。哲学漫画。神様は人が見ようとしないところにいるというのは一つの真理なんだと思わせられる。
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子供の頃お風呂場で髪を洗うとき目をつむるのが怖かった時の感覚を思い出した。まだわからない感覚が多すぎて、言葉にうまく出来ない感じ。
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タイトル「アイ」とは、一人称からみた世界の認識について、哲学する視点ことなのであろう。 コンピュータに大きく依存している現在社会において、現実をモデル化し、数値化(もしくはドキュメント化)することで、現実を認識したと考えられている。 しかし、これらモデル化された現実認識は人の頭の中の妄想であり、時として現実と大きく乖離することもありうる。そんなとき、人は神を感じるのであろう。(本書では「イサオ」の持つ超常現象が担っている)。 また、戦後の昭和という設定もよい。現在のような情報化社会は、人々は常識(ルールや社会の共通認識)で生活している。が、戦後の昭和では、人々は狭い世間で生きており、身近な人間の信頼関係で生きている。この設定が、主人公「鹿野雅彦」が、生き生きと哲学することを可能にしているように思う。 ストーリーが、「奇異」に感じられるが、むしろ作者は、現在社会が忘れてしまった(もしくは捨て去ろうとしている)ものを、「奇異」を通して提示したいのではないかと思う。
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そこには、確かに恐怖が存在していた。 不思議な能力をもつ少年と平凡な少年二人が、神様をさがしに行く話。 読み終わると手は汗でびっしょりで、心臓がおかしい感じがした。数分経ってもそれは続いていた。 自然と涙が出てくる頁がある。 前向きにはならない。前向きになろうという気持ちが沸...
そこには、確かに恐怖が存在していた。 不思議な能力をもつ少年と平凡な少年二人が、神様をさがしに行く話。 読み終わると手は汗でびっしょりで、心臓がおかしい感じがした。数分経ってもそれは続いていた。 自然と涙が出てくる頁がある。 前向きにはならない。前向きになろうという気持ちが沸いてきた。 イサオのことはよくわからない(というか全くわからない)が、雅彦の気持ちには殆ど共感できた。いがらしみきおさんが自分は好きだ。
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最後まで読まなきゃなんとも言えないけど今のところいがらしみきおの並々ならぬ意気込みを感じる作品。見ればそうなる! P186〜P187は理由がわからないけど見た瞬間に涙が出た。 あと、僕のこの本の匂いは生焼けのホットケーキと同じだった。 全巻購入済
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読んでいくうちに、みるみる鳥肌がたつのを感じた漫画は初めてだ。 このマンガがすごい!2012で何となく気にはなっていたのだが、本当に買ってよかった。 神様の話、命の話、宇宙の話…それは突き詰めていくと全てつながっている。宮沢賢治の詩や小説、手塚治虫のブッダを読んだときと同じよう...
読んでいくうちに、みるみる鳥肌がたつのを感じた漫画は初めてだ。 このマンガがすごい!2012で何となく気にはなっていたのだが、本当に買ってよかった。 神様の話、命の話、宇宙の話…それは突き詰めていくと全てつながっている。宮沢賢治の詩や小説、手塚治虫のブッダを読んだときと同じような感覚。「かむろば村へ」を読んだ時は消化不良気味かな、と思ったのだが、この作品を読んでいがらしみきおはすごい境地にきてしまったと感じた。 余談だけど、いがらしみきお、しりあがり寿、業田良家とシュールギャグマンガ家が哲学に辿り着いてしまうのはなぜなんだろう?
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なんだろう 宗教っぽい 2巻買うか悩むなあ… 『ぼのぼの』の素朴に哲学の方がわたしには向いてるかもしれない …というか まだ早い気がするんだよな 単純に
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この人たちは誰なんだろう つながっている 自分の宇宙でひとりで生ぎるしかないのさ ただ呼吸するたけ 見だらそうなる
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コミックなのについ登録してしまった。 ジャンルだったらホラーなんでしょうか。 私の心のバイブル「ぼのぼの」の作者の描いた、「人間とは、命とは」に関する コミックです。 かなり変わった境遇、不思議な能力をもった少年の物語。 付録のインタビューにも書いてましたが、これはまさに「リアル...
コミックなのについ登録してしまった。 ジャンルだったらホラーなんでしょうか。 私の心のバイブル「ぼのぼの」の作者の描いた、「人間とは、命とは」に関する コミックです。 かなり変わった境遇、不思議な能力をもった少年の物語。 付録のインタビューにも書いてましたが、これはまさに「リアルぼのぼの」でしょう。 ただ、あまりに深く、心に響きすぎて、怖いです。 読みきりかと思えるくらいグサッとささったんですけど、これ続くんですね。 続きを読むのは、改めて勇気が要るなぁ・・・
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腹が冷えた。潜在的な恐怖だ。理屈抜きの力だ。 日常で、囚われないよう無意識に消そうとする一瞬の絶望は、こうして突き詰めていかなきゃならないことだったのか? 小さい頃に読まなくて良かった。初読時の戦慄がやばい。
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