ギャングエイジ の商品レビュー
小学生の子供を持つ方に、ぜひオススメしたい小説ですね。 先生の苦労や学校と保護者の関係など、考えさせられることが多い本でした。 子供たちには、子供たちの世界があり、それを尊重しながらも、きちんとしたルールを教えていかなければいけない。 でも、それがなぜ?、って聞かれると、説明...
小学生の子供を持つ方に、ぜひオススメしたい小説ですね。 先生の苦労や学校と保護者の関係など、考えさせられることが多い本でした。 子供たちには、子供たちの世界があり、それを尊重しながらも、きちんとしたルールを教えていかなければいけない。 でも、それがなぜ?、って聞かれると、説明が難しいことって多いですよね。 大人にとっては当たり前と思っていても、子供からすると納得いかないことって、多いですよね。 将来必要だから、大人になったらわかるから、といったところで、当事者意識のない子供には、なかなか響かない。 しかも、学校は、様々な性格、境遇の子供たちがいる。 うまくやって当たり前、問題が起きれば保護者から糾弾される。 先生って、本当に大変な仕事だなあ、と考えさせられました。
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「ギャングエイジ」今まさにこの年代に差し掛かりつつつある娘。 「校長!よくやってくれました!」そう思うことは、実際にはやっぱり少数派だからだろうか? 保護者の熱意も方向を間違えると怖いことになるなぁ。 戒めとしなければ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分が小学生だった頃を思い出しつつ、一部分を除けばホントにどこの学校でも起こりうる、というか実際起きてるような生々しい事案が多くてホント教職者は大変だよなぁ・・・とか思った。現実問題、学校いや学級ごとにそれぞれ違った問題を抱えているだろうし、国や地域の考える方針との齟齬が生まれて一本槍じゃ貫けないだろう。子どもたちも可愛らしい一面もありながら覚えたてのキツイ言葉を平気で使ったりして、自分もそんな生意気な部類のクソガキだったかもと思うケド自分が親になったらこういう些細なことで傷つきそうで、そんな子どもはまだ子ども育てちゃいかんよなぁ。閑話休題、諸々の問題を解決しつつハッピーエンドに向かう姿勢が良かった。
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よかった!まぢでよかったです。 川端さんの話題は、いくらか聞いてましたが、最後のあとおしはパートナーから、この本いいよ、と薦められたからでした。上の子が三年生であり、昨年の担任が新卒一年だったこともあり、学校経営に地域から応援したい自分には武者震いするぐらい共感しました。是非ご一...
よかった!まぢでよかったです。 川端さんの話題は、いくらか聞いてましたが、最後のあとおしはパートナーから、この本いいよ、と薦められたからでした。上の子が三年生であり、昨年の担任が新卒一年だったこともあり、学校経営に地域から応援したい自分には武者震いするぐらい共感しました。是非ご一読を! 学校と家庭と地域とが一体になっていき、「みんなちがって、みんないい」のエンディング含めて、なまなましくて、大変よかったです!
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学校とPTA と保護者と地域の関係性が面白い。前任先生の失踪からはじまる謎やなんかよりずっとスリリング。学校にたいする親の態度や、この時期の子どもへの目配りなど、参考になると思う。
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突然小学校教諭に採用された日野晃道。着任した小学校の3年生は、2年生の時に新任の教諭が心の病で急にいなくなり、学級崩壊。そんないわく因縁の学年。前年と同じ新任が担任であることへの親の疑惑。子どもたちの気持ち。学校立て直しを背に赴任してきた校長。様々な環境の中で、晃道は社会人と...
突然小学校教諭に採用された日野晃道。着任した小学校の3年生は、2年生の時に新任の教諭が心の病で急にいなくなり、学級崩壊。そんないわく因縁の学年。前年と同じ新任が担任であることへの親の疑惑。子どもたちの気持ち。学校立て直しを背に赴任してきた校長。様々な環境の中で、晃道は社会人としてのスタートを切る。 かわいい・かわいいの低学年から、思春期へと向かう高学年とのはざまの3年生=ギャングエイジ。大人は、手のかかる年ごろと神経を逆立てるが、子どもは純で、子どもなりの正義感で友達や大人たちとやりあってゆく。大人の側の思惑を敏感に感じ取るギャングエイジ。そこに向かってゆく教師も、普通に人間で弱くもあり、悩み、立ち止り、後悔を重ねてゆく。 かつて、聖職と言われていた教師の現代像。若さと頼りなさにハラハラしながらも、晃道先生(子どもたちは、てるてる先生と呼ぶ)の成長にチョビットだけどエール!!
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2011年11月6日、読了。 結局、主人公の決断力の無さ、PTA連中の身勝手さに辟易して終わった。文章も平坦だし、とにかく退屈。 星二つ!
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新卒の主人公が小学校3年生の担任になる1年間の奮闘記。かなりリアルで公立小ってこんななの?とショックを受けました。面談では子供を褒めることしかしない先生も職員室での会話は…。モンスターな親、落ち着きのない子供、やる気のない先生、地元の有力者の圧力と問題が次々と起こります。でもお互...
新卒の主人公が小学校3年生の担任になる1年間の奮闘記。かなりリアルで公立小ってこんななの?とショックを受けました。面談では子供を褒めることしかしない先生も職員室での会話は…。モンスターな親、落ち着きのない子供、やる気のない先生、地元の有力者の圧力と問題が次々と起こります。でもお互いの行き違いや色々な事情もあったりでなんとか解決していく様子を読んでいると、最後には人って地域って良いものだなと思えた小説でした。
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初めて小学校の担任をしたときは、 とにかく毎日が必死だったなぁというのが率直な感想。 そのことを思い出させてくれる作品であった。 主人公は、本当に大きな課題に何度もぶち当たるけど、 同学年の先輩教員との協働、管理職のフォロー、 周りの同僚教員のあたたかいサポートetc... 本...
初めて小学校の担任をしたときは、 とにかく毎日が必死だったなぁというのが率直な感想。 そのことを思い出させてくれる作品であった。 主人公は、本当に大きな課題に何度もぶち当たるけど、 同学年の先輩教員との協働、管理職のフォロー、 周りの同僚教員のあたたかいサポートetc... 本当に恵まれた中で教員1年目を過ごすことができたなぁとしみじみ。 あこがれのムサシ先生が現場を離れたというくだりで、 「オレは組合に入っていなかったから・・・(以下略)」 というのがいちばん印象に残った。 もし自分の教え子が教員となって再会できたら、 「オレは組合に入っているから・・・(以下略)」 と、教育の魅力を存分に語ってあげたいなとそう思っている。 まあ、自分の勤めている現場と照らし合わせてみると、 他にも言いたいことはとめどないが、 言いたいことがあふれ出てくるということは、 それだけ読み応えのある作品だったんだなと。
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本当の「悪い人」は出てこない、性善説に基づくような小説。でも、人の悪意や「悪い行為」は描かれている。みんなそれなりに「善い人」で、「よかれと思って」ちょっと行動した結果、誰も望んではいなかった「悪いこと」が起きてしまったというのが、実にありそうで怖い。本末転倒にならないよう、子ど...
本当の「悪い人」は出てこない、性善説に基づくような小説。でも、人の悪意や「悪い行為」は描かれている。みんなそれなりに「善い人」で、「よかれと思って」ちょっと行動した結果、誰も望んではいなかった「悪いこと」が起きてしまったというのが、実にありそうで怖い。本末転倒にならないよう、子どもたちをよく見ていきたいと思う。保護者もあらかたは「善意」だし、先生方も子どものことを考えていて下さると信じて協力しあいたい。ほっとする結末に力をもらえる。
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