ペンテジレーア の商品レビュー
トロイア戦争をベースにした戯曲であり、 ギリシャ神話に登場するペンテシレイアのエピソードを 脚色した物語。 女性だけの部族アマツォーネ(アマゾン)の女王の娘 ペンテジレーアが闘将アヒレス(アキレス)に恋して…… という話なのだが、内容の割に長い。 訳者はあとがきに 「作者自身も舞...
トロイア戦争をベースにした戯曲であり、 ギリシャ神話に登場するペンテシレイアのエピソードを 脚色した物語。 女性だけの部族アマツォーネ(アマゾン)の女王の娘 ペンテジレーアが闘将アヒレス(アキレス)に恋して…… という話なのだが、内容の割に長い。 訳者はあとがきに 「作者自身も舞台化を期待していなかったらしいし、今後も困難だろう」 という意味の文言を綴っていたが(1940年) 2020年の日本で実現していたのが驚き。 https://artscape.jp/report/review/10165357_1735.html
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
男を捕え子供を産ませるために拉致するアマゾネス達。トロイアを攻めるギリシア軍に襲いかかる。ペンテジレーアとアキレウスの出会い。アキレウスを自分の夫にしようと一騎打ちを挑むペンテジレーア。敗れ気を失い捕虜になるが、自分がアキレウスを捕虜にしたと勘違いしたペンテジレーア。アマゾネス達によるペンテジレーア救出。アキレウスからの挑戦。わざと敗れペンテジレーアと夫婦となろうとしていたアキレウス。自分の愛を踏みにじる行為と思い込み怒りに燃えるペンテジレーア。アキレウスを打ち取ったペンテジレーアの最期。
Posted by
昼ドラを腐食させるほどにビターで、激しい話です。訳が古いので、図書館で借りるなら『クライスト全集』(沖積舎)中の訳をお勧めします。筋については、2006年2月27日の記事を参照して。
Posted by
- 1