逃亡医 の商品レビュー

仙川環【著】

2024/06/22

ビクビクしすぎ。うしろめたいことがあるからなんだろうけど、人の話を聞いてから判断してもいいんじゃないだろうか。結果的に丸く収まったからよかったようなものの。

2022/03/03

文体は、新聞記者らしい表現でまとめられている。登場人物の奈月(37)は、元刑事。連絡がつかなくなった医師佐藤(38)を知人に頼まれ探し始める。深刻さもなく、軽薄でもなく、一つにまとまった読後感。ハッピーエンド。

2018/11/14

書き下ろし、失踪サスペンス。

１章　失踪
２章　交錯
３章　再会
４章　混迷
５章　帰郷
６章　出立

親族の事件をきっかけに刑事をやめた鹿川奈月が、友人・増田遼子の依頼で人捜しを始める。

失踪した人物は遼子の子どもの父親で、心臓外科医の佐藤基樹。
佐藤は認知しておらず、遼子とも音信不通だったが、子供が重い肝臓病を患い、一刻も早い生体移植が必要になったが失踪。

奈月が佐藤を捜し始めると他人になりすましていたことが解る。

奈月に甦る刑事魂。

佐藤は何から逃げているのか？

ありがちな話で普通に面白かったですが、もう少し捻って欲しかったかな。
シリーズ物になると良いのかな？
仙川さんはシリーズ物がないので。。。

2015/07/10

2015.7.9-39
前半の謎を追う部分がなかなか面白かった割に、余りにハッピーエンドで呆気ないラストではあるが、軽いエンターテイメントと思えば良いのか。

2013/06/22

平成23年だから比較的最近の作品

　しかし、さっぱりダメ。テーマがはっきりしない単なるB級ミステリー。あまりに偶然の産物が多く、あり得ない設定が全体をぶち壊す感じ。けっこう多めの登場人物も、それぞれの役割が中途半端で、登場する意味がないほどだ。

　これ駄作だなぁ。多作のあまりに手抜きしたのかなぁ。残念。

2012/11/11

推理物であって人情物。

ある医者のちょっとした勘違いで逃げ回ることに。
しかし、最後はお世話になった女性は心配になり覚悟を決めて会いに行った。いろいろな誤解が解け一件落着。

「生きなおすということは、過去に傷つけてしまった人たちに、まっすぐ向き
合うことだ」とのフレーズが頭に残った。

2012/02/28

タイトルから医療系と思いきや、どちらかというとサスペンス色の方が強い。文字通り、ワケアリ逃亡医の話が結構テンポ良くサクサクと進みます。悪いわけでは無いが、話の中に突っ込みどころが結構あって、もう少し頑張ってもらいたかったかなあというのが正直な感想。サクっと読む分には良い作品だと思います。

2011/11/03

前作に違わず、テンポはいい。テンポはいいんだが、それだけ、と言うか何と言うか…途中で犯人像が浮かぶ、とかそういうことでもないんだけど、ご都合主義的な展開がちょっと(いや、かなり？)稚拙で…。デビュー作の「感染」は良かったんだけどなぁ。でも思い返せば、「感染」も、展開速くて楽しめたから気づかなかっただけで、実はご都合主義で構成されてたかも。ちょっと底が浅くなってきた感じ。もっと練って欲しい！

2011/10/29

お久しぶりの仙川作品。これだけステータス確立した人が、こんなにあっさり逃げ回るかなぁ、とかとか、色々突っ込みどころはあったけど、まぁまぁ面白かった。

2011/09/16

元刑事・奈月が知人に頼まれ失踪した心外科医を捜す。
しかし故郷を訪ねると、昔そこで暮らした男は別人だった。

この序盤からは想像できない
「いったいどーした?」と不思議な展開と着地点。

読み終わってもなんかキョトン。

【図書館・初読・9/16読了】