セヴィニェ夫人手紙抄 の商品レビュー
朗読・吉永小百合。そんな想像を勝手にしてしまい、原文でも読んでみたいと思う上品で薫り高い文章でした。内容はフランス貴族のご婦人が嫁いだ娘さんにせっせと送り続けた書簡集なのですが、これが溺愛を感じる内容で微笑ましく、娘からしてみれば「わかったわかったお母ちゃん、もうええから」と言い...
朗読・吉永小百合。そんな想像を勝手にしてしまい、原文でも読んでみたいと思う上品で薫り高い文章でした。内容はフランス貴族のご婦人が嫁いだ娘さんにせっせと送り続けた書簡集なのですが、これが溺愛を感じる内容で微笑ましく、娘からしてみれば「わかったわかったお母ちゃん、もうええから」と言いたくなるほどの筆まめぶり。そんな風に思ったのは、私が母親ではなく娘の立場だからなのかもしれません。親の心、子知らずとはよくいったものです。期せずして母の日を間近に控えた時にこの本を読めたのはとてもよいめぐり合わせでした。
Posted by
あなたはまだまだ歩みつづける。 そして遂に、私の手の届かないところへ行くのです。そうしたなら私も、あなたと反対の方へ歩み出しましょう。 そしていつかあなたと同じ距離を歩んだなら、来た道を振り返り、その道を辿ります。あなたを捜して歩き続けます。 それもまた愛情にふさわしいことでし...
あなたはまだまだ歩みつづける。 そして遂に、私の手の届かないところへ行くのです。そうしたなら私も、あなたと反対の方へ歩み出しましょう。 そしていつかあなたと同じ距離を歩んだなら、来た道を振り返り、その道を辿ります。あなたを捜して歩き続けます。 それもまた愛情にふさわしいことでしょう。
Posted by
- 1