恋かたみ の商品レビュー
切ない・・・。この時代の恋愛なんてこんなものかもしれない。「お鳥見女房」では、そんなことがなかったから、余計にそう感じるのかも。 結寿どのと道三郎さまの「別れ」の場面が切ないけど好きです。 万之助さまも良き旦那さまのようです。
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2014.4.19 ちょっ、ちょっと待ってっ⁉ 結寿様と道三郎様? 嫁入り時の父様の行動に涙しました。 結寿様の結婚生活は幸せで良かった… 道三郎様も幸せであってほしい…
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このシリーズ、題名が徹底していけてないが、内容はなかなかシビアで面白い。人の心はうつろいやすいもの。どんなに信じられると思った相手であっても、裏切っているかもしれない、というのは普通にあることなのだということだろうか。そうした見方を肯定するかどうかは別としても、本書で描かれている...
このシリーズ、題名が徹底していけてないが、内容はなかなかシビアで面白い。人の心はうつろいやすいもの。どんなに信じられると思った相手であっても、裏切っているかもしれない、というのは普通にあることなのだということだろうか。そうした見方を肯定するかどうかは別としても、本書で描かれている心の機微はなかなか読みごたえがあった。
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狸穴あいあい坂に続く、二巻。火盗改めの孫娘結寿の恋い模様が、この巻で実るのを期待して読み始めたが・・・・・想い人・道三郎の事情・火盗改め VS 町方・結寿の旗本小山田家との縁談話など、結寿の恋心は、・・・想像していない展開になってしまったなぁ。次巻『心がわり 狸穴あいあい坂』やや!!タイトルが意味深、読みたい。
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結寿が主人公。 江戸時代、親の決めた縁談。 お祖父様、百介。 継母、父親、亡き母の形見。 夫。 上役の妻。 好きな人、その息子。又従姉妹との再婚。 山桜桃(ゆすらうめ)
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L 狸穴あいあい坂2 図書館で10人未満待ちでやっとこさ読んだ。読むうちに内容を思い出してきて、そうそうそうだった!みたいな。 火付盗賊改与力の娘と町方隠密廻り同心の子持ち寡の恋愛模様を絡めながらの、小事件解決的な。 で、読み進めるうちになんだか雲行きが怪しくなって「あれ?そう...
L 狸穴あいあい坂2 図書館で10人未満待ちでやっとこさ読んだ。読むうちに内容を思い出してきて、そうそうそうだった!みたいな。 火付盗賊改与力の娘と町方隠密廻り同心の子持ち寡の恋愛模様を絡めながらの、小事件解決的な。 で、読み進めるうちになんだか雲行きが怪しくなって「あれ?そうなっちゃうの?」と作家を確かめたら、そう諸田作品だった。まぁ万事うまくはいかないか。言ってみれば宇江佐作品のあやめ横丁的な。 救いは新たな出てきた出番の少ない男が「まとも」であるところか。 とくにまとまる様子もなく終わっているので、あいあい坂でシリーズ化??
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身分、格差、慣習…様々な形で鮮明に囚われている時代。 そんな時を生きながら、思いを秘め、与えられたその人生を生きる男(ひとびと)。 何より、作者が情に流されることなく、潔く書き進んでいるところに共感。
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江戸時代。火盗改方(消防かな?)の祖父とくらす嫁入り前の結寿は町方(警察っぽいかな?)の男寡夫道三郎さんに憧れてる。ほのぼのな、ちょっとしたミステリー。ゆっくり時間が流れながら、その速度には似合わない大きさでそれぞれの立場がガラリ変わっていくよ。ほのぼのしながら、今の時代に照らしたら理不尽。江戸時代じゃなくてよかったよ。嫁ぐことも、ただ次男に生まれたってだけで部屋住みな弟のことも。
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途中で作者の気が変わった?と思わせるくらい意外な展開だけど,どんな状況でも「最善をつくす」ヒロインの前向きさがいい。最後の明るい笑いが救い。
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『狸穴あいあい坂』の続編で、「小説すばる」に連載した7話と書き下ろしの1話を単行本化。 火付盗賊改方与力の娘結寿(ゆず)と、妻を亡くした町奉行所隠密回り同心道三郎が、隠居した祖父の家の近くの狸穴の坂で出会って恋に落ち、様々な事件に巻き込まれ、あるいは首を突っ込み、解決するお話し...
『狸穴あいあい坂』の続編で、「小説すばる」に連載した7話と書き下ろしの1話を単行本化。 火付盗賊改方与力の娘結寿(ゆず)と、妻を亡くした町奉行所隠密回り同心道三郎が、隠居した祖父の家の近くの狸穴の坂で出会って恋に落ち、様々な事件に巻き込まれ、あるいは首を突っ込み、解決するお話し。 旗本の娘と一代限りの御家人という身分差、反目し合う火盗改と町方、先方には息子までいるという壁が立ちはだかる恋路を、読者はやきもきさせられながら見守っているのだが、今回は、なんと結寿に縁談が持ち込まれ、断りきれずに、苦しみながら諦めて嫁入りしてしまう。この先はどうなるんだ? 今回の事件は、放火犯は心を病んだ旗本の奥方だった「春の雪」、夫に死なれ隠棲した旗本の後室にできた恋人が盗賊の首領だった「鬼の宿」、母が男と駆け落ちした甲府勤番の三男が男を仇討しようとする「駆け落ち」、夫の上役の奥方の逢引の片棒を担がせられる「雪見舟」など、武家の女の恋と生き方を、山本周五郎とはまるで違う捉え方で描いているのが、作者らしい。
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