砂漠への挑戦 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ドイツの作家カール・マイの冒険物語。 カール・マイとは日本でいうと明治時代にあたる時代に活躍した作家で、ドイツ人でカール・マイを読んだことのない人はいないという程の人気作家だそうである。 その人気作家がオスマン帝国下のエジプトや中東をドイツ人を主人公とする冒険物語をかき、これがその1巻にあたる。全部で14巻あるというのだから相当な分量である。 時代も100年以上前、地理も遠いエンタメがどのくらい面白いかと思って読んだが、まぁ紙芝居である。 テンポのよい話、絶対絶命のピンチ、美女、大金、機転でピンチを切り抜ける、といった話、宗教、習俗、言葉 、乗馬、ピストル、鞭、フェンシングといった題材を駆使して読者をぐいぐい牽引する。 講談向けの内容の本である。 14巻はさすがに全部読まなくてもよいが何冊か読んでみようとおもう。
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