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共鳴 の商品レビュー

3.3

16件のお客様レビュー

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2018/11/15

引きこもりの青年・新城将と元刑事で難物な祖父・麻生和馬の物語。 書き下ろし。 両親は離婚し、母・香恵は家を出、父は仕事に没頭したあげく、祖母は介護の末に死を迎えた家庭で引きこもりになった将。 祖父・麻生もまた娘である香恵との間に確執を作り、子育てに後悔を残した人生を送り...

引きこもりの青年・新城将と元刑事で難物な祖父・麻生和馬の物語。 書き下ろし。 両親は離婚し、母・香恵は家を出、父は仕事に没頭したあげく、祖母は介護の末に死を迎えた家庭で引きこもりになった将。 祖父・麻生もまた娘である香恵との間に確執を作り、子育てに後悔を残した人生を送りながら、小田原の地で防犯アドバイザーとして地域を繋ぐことに没頭していた。 そんな将を麻生は強引に自分の家に連れ帰り、荒行で立ち直りを試みる。 地域のもめ事を解決するアシスタントとして将を使い、更正を目指していく中で、ある家少年から、祖母が家族によって殺されたのではないかとの相談が持ち込まれる。 その少年と境遇が共鳴していく将。 過去の過ちを悔い改めようとする麻生。 二人とも不器用ながら自分のしこりを解きほぐしていく物語。 堂場作品には珍しい作風で、青春モノっぽい。 可もなく不可もなくといった感じ。

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2018/11/11

ひきこもり孫と元刑事祖父の秘密捜査。シチュエーション勝ちです。 話自体はそれほどとも思わないのですが、頑固だけれども皆に頼りにされている元刑事。そしてなんらかの理由でひきこもりをしている青年が次第に歩み寄って行くのは、やはり先が気になります。 ほのぼのではなく意外と本格的な犯罪行...

ひきこもり孫と元刑事祖父の秘密捜査。シチュエーション勝ちです。 話自体はそれほどとも思わないのですが、頑固だけれども皆に頼りにされている元刑事。そしてなんらかの理由でひきこもりをしている青年が次第に歩み寄って行くのは、やはり先が気になります。 ほのぼのではなく意外と本格的な犯罪行為が重なるので、重い内容でもあるのですが成長小説の側面が多いので清涼感が有ります。続編有る様子なのでいずれ読んでみようと思います。

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2017/11/25

麻生さん、いいなあ。おじいちゃんと孫の組み合わせのお話って好きです。「もう年はとれない」とか。 堂場さんの本は読みやすくて、これも一気読みでした

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2016/02/04

共鳴はどこに、誰に起こったのだろうか。 引きこもりの青年が母方の祖父と暮らす事になった。 祖父は元刑事で、いまも地域の相談を買って出ている。 近所の家でおばあさんが亡くなって、その孫が死因に不審を抱く。 青年が近所の人の話を聞くうちに孫とも言葉を交わすようになり、そこで二人の間に...

共鳴はどこに、誰に起こったのだろうか。 引きこもりの青年が母方の祖父と暮らす事になった。 祖父は元刑事で、いまも地域の相談を買って出ている。 近所の家でおばあさんが亡くなって、その孫が死因に不審を抱く。 青年が近所の人の話を聞くうちに孫とも言葉を交わすようになり、そこで二人の間に共鳴が生まれたのか。 ラストはさわやか。

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2012/09/26

元刑事の祖父と引きこもりの孫の凸凹コンビが近所のトラブルを解決するなかで、家族について考え気づいていくストーリー。ぎこちないながらも徐々に分かり合っていく祖父と孫の姿、家族とはというテーマを考えさせる内容はいいと思ったがやや周辺の登場人物の存在感が薄いかなとおもいました。 堂場作...

元刑事の祖父と引きこもりの孫の凸凹コンビが近所のトラブルを解決するなかで、家族について考え気づいていくストーリー。ぎこちないながらも徐々に分かり合っていく祖父と孫の姿、家族とはというテーマを考えさせる内容はいいと思ったがやや周辺の登場人物の存在感が薄いかなとおもいました。 堂場作品はスポーツものの登場人物は存在感がしっかりしているのに、そのほかの作品はそれが感じられないのは気のせいだろうか?

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2012/09/25

始めて読んだ作家。 主人公の将がやわなヤツなのか、本当は骨のあるヤツなのか、途中ぜんぜんわからなくて、悪いストーリーは嫌だなと思いつつ読み終えたら…あぁ、みんないい人、な本。 他のも読んでみよう。 読みやすかった。 単に、グロいのや怖いのや、腹黒いのがキライなだけ? 共鳴の意味...

始めて読んだ作家。 主人公の将がやわなヤツなのか、本当は骨のあるヤツなのか、途中ぜんぜんわからなくて、悪いストーリーは嫌だなと思いつつ読み終えたら…あぁ、みんないい人、な本。 他のも読んでみよう。 読みやすかった。 単に、グロいのや怖いのや、腹黒いのがキライなだけ? 共鳴の意味は途中わかってしまったけど、安心して読めたから⭕。

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2012/09/16

重いテーマを明るく描いていて、そこは好感が持てるのですが、とてつもなく地味。何かひとつ物足りないです。登場人物の誰にも親近感を感じなかったし。

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2012/06/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

厳密には刑事が主人公ではないんだけど 退職刑事ってことでそっちのカテゴリに入ると思うんですが いつもの堂場作品の警察小説とはだいぶ印象が違いました。 刑事を勤め上げた人ならではの視野の広さを持ちつつも 自分の身内には意地を張ってしまう頑なさも持ち合わせている 不思議と魅力的なジイサン、という感じ。 孫の扱いや元部下への当たりが荒っぽいのはお約束ではありますが(笑) 刑事というよりは駐在さんみたいですね。地元の人との関わり方が。 孫の将がSNSで遣り取りしてた相手の名前が麻薬密売人の名前と同じで これはもしや、と思ったりもしたんだけど さすがに深読みしすぎだったという誤算もありつつ(笑) 結果的には近い位置にいる人たちが決定的に傷つくこともなくて いい意味で軽い読後感でした。 ここのところ鳴沢了シリーズばっかり読んでたからそう思うのかな???(爆) どっちかというとハッピーエンド寄りに着地したのでホッとしました。 将と健太がどんな大人になるのかがちょっと楽しみ(笑)。

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2012/04/24

4月-11。3.0点。 退職した刑事。引きこもりの孫を助手として、町内の事件を捜査。 さらっとしている。あっという間に読め、印象も薄め。

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2012/03/19

#読了。元刑事で、現在は地域防犯アドバイザーをしている祖父が、拉致同然に引きこもりの孫を自宅に連れてくる。相談(捜査)を手伝わせ、更生を図ろうとするが。。。孫の家庭環境に難があるのは、祖父も同様。孫と祖父の話であるが、青春小説のような爽やかさも感じる作品。

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