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瑠璃の雫 の商品レビュー

3.6

109件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    35

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

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人の繋がりは見え無い

色々な縁があって飛び石の様に布石が散りばめられている。 親によって苦しめられるその気持ちには共感出来る所が有る。

のんのん

2024/12/24

この小説のジャンルはなんだろう。 途中少しダレてしまって、なかなか読み進められないところはあったけど、終盤は一気読み。 丈太郎と美緒が心を通わせるところとか、登場人物の心の動きが丁寧に描かれていてミステリー要素がなくても楽しめた。 それにしても、充。。ネタバレになるから詳しく書け...

この小説のジャンルはなんだろう。 途中少しダレてしまって、なかなか読み進められないところはあったけど、終盤は一気読み。 丈太郎と美緒が心を通わせるところとか、登場人物の心の動きが丁寧に描かれていてミステリー要素がなくても楽しめた。 それにしても、充。。ネタバレになるから詳しく書けないけど、1番の衝撃でした。

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2024/10/12

テンポが悪い! 主人公が人差し指を噛む描写が多々あり、生理的に読んでいて苦痛。 感想? 他の人が書いていますよ(ごら

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2024/10/04

残酷な事件と哀しい真実。それに向き合い、前進する事がどれだけ難しいことか。読み応えがあり心を動かされる小説。

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2024/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

われらに罪をなすものを われらがゆるすごとく われらの罪をもゆるしたまえ 「新約聖書」マタイ伝六章十二節 3部仕立てになっており、第1部から第2部に 移行した時には、短編小説だったか?と思うほど 展開が全く違う。 赦すことは、自分を解放する事でもある。 それにしても、子供は親を選べない典型的な話で ある。 子供よりも夫を守るって有り得ませんけどね。 事件の真相、伏線の回収もしっかりと 第3部で明らかにはなるけど、全く気持ちが スッキリしません

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2024/08/27

ここがこうつながるのか!という流れに読みながら釘付けだった。 謎が解けていくにつれてとてもとても苦しくなる物語だった。

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2024/07/03

人を赦すことは身を裂くように苦しいけれど、赦したいと願うのは憎しみ続けることのつらさを知っているから。

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2024/06/16

まずはタイトルが瑠璃の雫に改題されて大正解だと思う。 瑠璃という響きが物語にマッチしている。 これでもかと言うほど陰鬱な内容に伊岡ワールド始まったと覚悟したが、主人公が背負う闇にいたたまれない気持ちになった。 丈太郎との出逢いが主人公の救いになるが物語はさらに深い闇に堕ちてい...

まずはタイトルが瑠璃の雫に改題されて大正解だと思う。 瑠璃という響きが物語にマッチしている。 これでもかと言うほど陰鬱な内容に伊岡ワールド始まったと覚悟したが、主人公が背負う闇にいたたまれない気持ちになった。 丈太郎との出逢いが主人公の救いになるが物語はさらに深い闇に堕ちていく。 読み応えは充分あり、、面白かったといえば語弊があるので、、読んでよかった、さすが伊岡瞬。

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2024/05/29

『瑠璃の雫』罪と赦し。2つの家族の物語。 【本書の特徴】 『瑠璃の雫』は、著者伊岡瞬氏による3作目の作品です。子供が誘拐され、行方不明になった夫婦と父親が蒸発、母親がアルコール中毒という家庭に育った姉弟の物語です。 タイトルの「瑠璃」は、行方不明となった子供の名前です。 誘拐し...

『瑠璃の雫』罪と赦し。2つの家族の物語。 【本書の特徴】 『瑠璃の雫』は、著者伊岡瞬氏による3作目の作品です。子供が誘拐され、行方不明になった夫婦と父親が蒸発、母親がアルコール中毒という家庭に育った姉弟の物語です。 タイトルの「瑠璃」は、行方不明となった子供の名前です。 誘拐した犯人グループは誰なのか?その動機は何なのか?というミステリー要素よりも、被害者家族の気持ち、そしてその家族と出会う姉と弟の気持ちの描写に重きが置かれている小説です。 【物語のはじまり】 幼稚園児が公園で遊んでいたそのとき、近隣で精神異常者が暴れます。その暴動の裏で、園児が1名誘拐されました。園児の父親は「検事」です。当時担当していた事件は、地元の議員と建設会社の賄賂・汚職でした。 被疑者は、目撃者情報を含めた状況証拠から、議員・建設会社関連とわれました。しかし、証拠不十分で逮捕にはいたりませんでした。 結局、犯人は逮捕されず、園児も見つからず時が流れます。 【主な登場人物】 1.検事: たった一人の長女が誘拐される。妻の死後、妻の遺品を整理しながら、長女の行方・真相探しを始める。犯人と対峙し、真相を知る。しかし、彼は犯人を立件することも、自首させることもしなかった。なぜ? 2.検事の妻: 長女が誘拐されたあと、夫の転勤が決まる。夫は単身赴任し、妻は、長女が誘拐された土地に残ることを決意する。彼女は、夫に定期的に手紙を書く。当初は悲しみに暮れていたが、少しずつ光がさすようになる。長女と同い年の子供とその母親と親しくなり、気持ちにゆとりができるようになる。 3.少女: 父は蒸発、母はアルコール中毒。弟の長男は知恵に多少の問題があるとされる。弟の次男は、生まれてすぐに自宅でなくなっている。物理的な居場所と精神的な居場所がない少女。叔母が経営するスナックの客、1の検事と出会い、少しずつ心を開くようになる。 【小説のテーマ「赦し」】 この小説では、複数の事件が存在しています。 ・検事の長女が誘拐される事件 ・誘拐事件の被疑者が失踪し、行方不明となる事件 ・少女の弟(次男)が自宅で死亡する事件 すべて事件であるため、実行犯が存在します。実行犯は、逮捕されることなく、物語が進行します。逮捕されない理由、背景は複雑です。 人は、罪もその罪を犯した人も一般的には憎みます。しかし、この小説ではこの憎しみという感情に対して「幅」を持たせます。その幅が「赦し」です。赦しは、辞書で「罪を咎めない」とあります。 なぜ、登場人物たちは、「罪を赦した」のか? 読者がその背景にたどり着いたとき、どうしようもない哀しみに包まれてしまうことでしょう。

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2024/04/17

絶望的で悲壮に満ちた美緒と永瀬の人生に、ささやかな愛を見つけるための物語だと感じた。個人的には、「家族」がキーワードだと思います。

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