なぜ怪談は百年ごとに流行るのか の商品レビュー
200年前の江戸文化文政期、100年前の明治大正期、そして現在(執筆時の平成期)での怪談ブームについて作品を挙げながら語られる。 そのため怪談ブックガイドともなり、読みたい本が無限に増える。特に近代文学に於ける怪談が興味深かった。
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巻末の「日本怪談文芸年表」がありがたい。 この一冊で怪談文芸の興りから現代までをプレイバックできます。
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タイトルの一連のお話は『ごと』と冠しつつ200年前で打ち止めになっていて、先にありきの感が否めない。加えて、(著者が著者だけに当然なんだけど)手前みそ感が終始付きまとっていた。 とは言え、内容は興味深い。特に、明治大正期は残る資料も多く、見ごたえがある。また、巻末の文芸表は、手元...
タイトルの一連のお話は『ごと』と冠しつつ200年前で打ち止めになっていて、先にありきの感が否めない。加えて、(著者が著者だけに当然なんだけど)手前みそ感が終始付きまとっていた。 とは言え、内容は興味深い。特に、明治大正期は残る資料も多く、見ごたえがある。また、巻末の文芸表は、手元に残して一つずつ埋めたくなってくる。
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電書で読んだ。ガイドブックとしてよい感じです。いろいろな作品を読みたくなる。 タイトルの疑問に対して分析的な内容がなかったのは期待外れで残念。
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百物語大ブームから百年。ちょうど今が怪談の年。 日本怪談文藝年表が素晴らしい。素晴らしすぎて、コピーして手帳に忍ばせたいくらい。サイン貰ったのでお部屋に飾っている。
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見事にこのブームにのってしまってる私!読むべき本や指針が濃い一冊で、読みたい作家さんを沢山知ることが出来た指南書。手元に置いておきたい。円朝怪談もほんと本気で聞かなきゃ!
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怪談文学史、あるいは“ジャパニーズ・ホラー”というものの源流から現状を解説したガイドブックとして読むには面白い。巻末の年表もかなりの労作。 タイトルで提示した疑問に、結局答えていないのは残念だが。 詳しくはこちらに。 http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2011-08-29
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※このレビューにはネタバレを含みます
第一章の「向島の怪談祭」の、鏡花先生が過剰な演出を嫌ってシンプルにしたら、参加人数多すぎて怖くなくなっちゃった...という話に噴いたw ちょっ、鏡花先生なんか可愛いんですけど(笑) それにしてもお江戸の昔からいろんな人(作家さん)が怪談書いてるのね〜江戸期の、なんか読んでみようかな。 稲生物怪録あたり。
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