愛と苦悩の人生 太宰治の言葉 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
久々に私の好きな太宰治に関する著作を読んだ。 これほどまでに波瀾万丈な人生を歩んだ作家も少なかろう。 今までは、時代背景などが、彼という人間を作り上げてきたと 思っていたが、この本を読み、 太宰治は、いつの時代でも太宰治なのだあった。 たとえ昭和に生まれても、平成に生まれても。 現代の西原理恵子もそうだが、 もの書きという職業はなんと皮肉なのであろう。 書き手の人生が、波乱に満ちた人生であれば、あるほど、 文章に重みがある。 改めて太宰治の文章は、太宰治の実生活から、 生まれでた、ありのままの叫びであることを知った。
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