フェルメールの食卓 の商品レビュー
2015年からオランダ企業の日本支社に勤めているため、今の私にとってオランダは身近な国。コロナ禍前は本社への出張ついでに1~2日オランダ国内を旅行することも多かった。オランダはレンブラントやフェルメール、ゴッホなどなど有名な芸術家も輩出していて素敵な美術館も多いし、あまり混雑もし...
2015年からオランダ企業の日本支社に勤めているため、今の私にとってオランダは身近な国。コロナ禍前は本社への出張ついでに1~2日オランダ国内を旅行することも多かった。オランダはレンブラントやフェルメール、ゴッホなどなど有名な芸術家も輩出していて素敵な美術館も多いし、あまり混雑もしていないので、彼らの絵を至近距離からじっくり心ゆくまで楽しむことができて、たいへん良い。街並みも彼らの時代からあまり変わりがないようで、彼らの見たり描いたりした景色を自分もほぼそのまま見られて、楽しい。 この本は大阪市立美術館に17世紀オランダ絵画の展覧会を見に行った際に購入。 フェルメールの絵に出てくる、昔のオランダ女性の服装が可愛い。日中韓などではよく伝統衣装をレンタルして身に着け、写真を撮っている人を見かけるが、オランダでは見たことないかもしれないな。フェルメールの時代の女性の服装で、昔と変わらぬ街角で写真を撮るサービスなどはあちらでは流行らないのかしら。アジアや南米からの観光客などはそういうの好きそうだけど。 あと、ホワイトアスパラやチコリのグラタンはベルギーのイメージが強いけれど、オランダ料理なのかな?私がオランダで実際食べたことある料理はサラダとヘ―リングだけだなぁ… デルフトにもフェルメールセンターにも行ったことはあるけれど、この本を持ってまた行ってみたいなと思った。
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17世紀黄金時代のオランダ、デルフトでフェルメールは、 どのような暮らしをしていたのか。何を食べていたのか。 作品紹介と共に、生活と食に焦点を当てて解き明かす。 フェルメールとその暮らし フェルメールの食卓 フェルメールの作品と家族や略年譜、美術館、 主要関連書籍の他、当時の衣...
17世紀黄金時代のオランダ、デルフトでフェルメールは、 どのような暮らしをしていたのか。何を食べていたのか。 作品紹介と共に、生活と食に焦点を当てて解き明かす。 フェルメールとその暮らし フェルメールの食卓 フェルメールの作品と家族や略年譜、美術館、 主要関連書籍の他、当時の衣・住、室内や食卓等のデータ。 17世紀のレシピ、現代のレシピ有り。 フェルメールの作品から17世紀のオランダ、デルフトでの 人々の暮らしを読み解く。当時のレシピも掲載。 フェルメールの入門書としても、良い内容です。 更に、残された様々な資料や光景は、 過去が分かる古文書の数々。 現代も残る通りや建物の姿と痕跡。 分かり易い記述と豊富な画像、優しいタッチのイラストで、 当時のフェルメールたちの生活を紹介しています。 ちょいと衣食住を垣間見る感じで、楽しい。 練り絵具のレシピがあるのも、良かったです。 当時の食事のレシピは少ないけど、スプーンの使用頻度が 高そうに感じました。でもサラダはやっぱり手づかみ?
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フェルメールの描いた絵画をより深く味わうために、描かれた当時のオランダの料理と生活文化を探求しよう… というコンセプトの一冊。17世紀オランダの料理書や、食器類、ファッションなどをリサーチ。料理のレシピも掲載しています。料理写真が美しい本なのです。
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2020/1/26 西洋美術館にて購入。オランダ の料理意外と手間がかかる…! 時間あるときにゆっくり作ろうー
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作品を背景や歴史を知った上で見るのもすてきだし、食べ物に着目して関連するレシピも載せるっていうコンセプトは素敵だけど、肝心のレシピがなんかこじつけ感があって萎えた。惜しいかんじ。あと内容が詰まってるから本の小ささが逆に読みにくい。
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フェルメールが生きた当時のオランダの生活を知ることができた。それによってミルクを注いだり、手紙を持つモデルの姿が、今までと違って見えてきた。
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絵画とレシピが一体となった、目にも美味しい、非常に魅力溢れる本。キュレーターの林さんのファンなので、購入。絵画って素晴らしい。
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こういう本、好き!雰囲気がよい! 画家や技法についてはさらっと書かれていて、初心者でも楽しめるし、本の大きさもちょうどよい。 水彩画のイラストも可愛い。
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フェルメールの絵を通して当時のオランダの人々の暮らしを眺める本。絵の中からたくさんのことを学べることがわかりました。17世紀のオランダの食卓を再現出来るレシピつき。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
フェルメールの時代、 オランダはスペインから独立したばかり、航海術の発展、貿易がこの国を豊かにした。 インド、東南アジアからのスパイス、 珍しい果物や食材、 トルコ絨毯、日本の着物、中国の陶磁器。 トルコ絨毯は机をカバーする飾りであった。フェルメールの絵にもそれが描かれている。ざっと見て10点以上ある。 食事をするときには汚れないように一部をめくって使った。 プロテスタントなので聖書を読む。また貿易のため記録も必要だった。そのため文字が普及した。識字率60%。 郵便制度が出来、手紙ブーム。 文例集もでている。 封蝋、押印によって個人のプライバシーも守られた 手紙を読んだり、書いたりしているシーンの絵は5点ある。 低地であるため井戸水は飲めなかった。大人もこどももビールを飲んだ。余裕のある家ではワインを飲んだという。 食事は手づかみだった。料理の味付けは蜂蜜、オイルバター。 後半には『賢い料理人』1667年という料理本からのレシペが紹介されていて楽しい。 パンプディング 『牛乳を注ぐ女』1658-59年 乾燥したパンを牛乳に浸している 砂糖、卵を混ぜ牛乳を加えて、パンを浸し、オーブンで焼く
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