小説あります の商品レビュー
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「おさがしの本は」の続編といっても良いかも知れないですね。 前作の主人公が立場を変えて、キーマンの一人として登場します。 本作の主人公は非常に現実離れをしている人物像でリアル感にはちょっと乏しかったかも? サイン本の二重のトリックは面白かったです☆
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「おさがしの本は」の続編、と思ったら、姉妹編だった。そうだよね、あの終わり方じゃ続けようがないよな。ということで、前作?の主役だった和久山隆之がチョイ役で登場するだけの全く違うお話。一人の作家を巡り、社長職を蹴って文学館の非常勤職員をしていたお兄ちゃんと、そんな兄にやきもきしている社長となった弟。なんか、前作より面白かったな。小説とは何のために存在しているのか。小説大好きの私にも答えられない問いだ。しかし、統計書で孤独になる人がいるのかね。作家がなぜ結末を変えようとしたのかはさっぱりわからん。
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本編には、「人はなぜ小説を読むのか」という疑問がでてきます。 いろいろと悩んだ結果最終的な答えが出ますが、私的には、その答えに納得するような納得しないような・・・。 「人はなぜ小説を読むのか」、まぁ人は皆それぞれの理由で小説を読んでいるのだと思います。
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前作とは主人公も舞台も違っている。私に兄弟がいないためか、主人公の想いにいまいち実感が湧かず。「人はなぜ、小説を読むのか」の解も目から鱗が落ちるとは言えず、なんともパッとしない結果に。和久井さんが超リア充になっているのにびっくりやら遠いとことへいってしまったような気持ちです。
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ふつう、作家の死後に出版される『遺稿集』---主人公・郁太が古本屋で手に入れた、ある作家の『遺稿集』にはその作家自身のものとみられる直筆のサインがなされていた。 本物に間違いないとされるこのサインは一体…。 物語はこうして始まります。 郁太の勤める文学館は、閑散としてとうに閉...
ふつう、作家の死後に出版される『遺稿集』---主人公・郁太が古本屋で手に入れた、ある作家の『遺稿集』にはその作家自身のものとみられる直筆のサインがなされていた。 本物に間違いないとされるこのサインは一体…。 物語はこうして始まります。 郁太の勤める文学館は、閑散としてとうに閉館が決まっている市のお荷物施設。本作の姉妹編『おさがしの本は』同様に、閉館の決まった文学館を郁太がどうやって存続させるのか…に、この物語の主題があると思ったのですが。 文学館存続を賭けて、やり取りされる一つの疑問にこそ、本作の大きなテーマがあります。それは、『人はなぜ、小説を読むのか』。 コミック、エッセイ、ノンフィクション…ではなく、小説を読む理由を解き明かすべく、郁太は様々な議論を繰り広げます。 人はなぜ本を読むのか…ではなく、小説について論考しているところに、この物語の面白さがあります。そこには、小説の意義を小説によって真剣に考えてみる、といったある種のユーモアがはたらいているように思えるからです。 実際、本作で提示された1つの答えには、妙に納得したものです。 自分自身は普段の読書の中で、読書と孤独は切っても切れない関係であり、そこで経験する孤独は決して嫌なものではないと感じていたためでしょう。 『おさがしの本は』で活躍を見せた和久山隆彦と沙理の後日談が見られるのも、私には嬉しい計らいでした。
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「おさがしの本は」姉妹編。 今回の舞台は文学館です。 疾走した小説家の謎を探るのですが、ハラハラドキドキでした。 小説好きにぴったりな小説です。
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いやぁ、本を乱読していながら、「何で本を読むのか?」なんて深く考えていなかった。浅はかですね。 で、この本の中で兄弟がする、その議論を読み改めて考えました。 今までは「老眼が進むと本が読めなくなるので......」なんて言ってましたが。 そんな事を考える一冊です。
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今回は「人は何故小説を読むのか」がテーマです。 図書館の必要性より難しいテーマだと思います。 人によっても違うと思うし。 今回は登場人物が多かったせいか、 いまひとつ個性が出てない気がします。 和久井さんが出てきたのは嬉しかったですし、 あの人と結婚までしていたなんて...
今回は「人は何故小説を読むのか」がテーマです。 図書館の必要性より難しいテーマだと思います。 人によっても違うと思うし。 今回は登場人物が多かったせいか、 いまひとつ個性が出てない気がします。 和久井さんが出てきたのは嬉しかったですし、 あの人と結婚までしていたなんて新事実も出てきましたね。 姉妹編ということで和久井さんがたくさん出てきたら ちょっと嫌だなぁ・・・と思っていたので 出張りすぎず、良い感じだったと思います。 別に和久井さんが嫌いと言うわけではなく、 むしろ和久井さん好きなんですが、 姉妹編なので、出張りすぎはよくないと思っていたので・・・。 サイン入りの遺稿集の謎は面白かったです。
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これぞまさに小説好きの人のための一冊かも。メインである「サイン入り遺稿集の謎」も充分に面白いんだけど。「小説の存在意義とは何か?」というとんでもない謎が魅力的。正直なところ、そんなに深いことは考えていなかったりもするのですが(苦笑)。小説は決して無駄なものではないと思いますよ。 ...
これぞまさに小説好きの人のための一冊かも。メインである「サイン入り遺稿集の謎」も充分に面白いんだけど。「小説の存在意義とは何か?」というとんでもない謎が魅力的。正直なところ、そんなに深いことは考えていなかったりもするのですが(苦笑)。小説は決して無駄なものではないと思いますよ。 「おさがしの本は」のあの人も登場だなあ。今回も活躍してくれてます。
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