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曽野綾子(著者)
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短編集だが不思議とつながっているような、それでいて立て続けには読めない本だった。 昔はよく判らないで読み進めていた気がする。 魚には痛覚がないというが、生きながら淡々と鱗を剥がされているようなそんな文章。 魚が棲んでいる場所は清濁が混沌として、澱んでいる。
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