やっぱり好きだ!草間彌生。 の商品レビュー
草間さんのドキュメンタリーを見てから 彼女に興味を持ったので図書館で借りました 異彩とはこういう人を言うんだろうなぁと きっと私なんかとは到底違う世界を生きてて 違うものが見えて考えてるんだと思った 「わたしのまなこたち」が素敵だった
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直島でも、あいちトリエンナーレでも、 一番の目玉はやはり草間彌生だった。 毒々しいドットの存在感は圧倒的でありながらポップで 誰もが釘付けになっていた。 世界を席巻するアーティストであること、居続けること。 それがどんなにエネルギーが必要であるか。 「前衛芸術家の草間彌生です...
直島でも、あいちトリエンナーレでも、 一番の目玉はやはり草間彌生だった。 毒々しいドットの存在感は圧倒的でありながらポップで 誰もが釘付けになっていた。 世界を席巻するアーティストであること、居続けること。 それがどんなにエネルギーが必要であるか。 「前衛芸術家の草間彌生です」と自己紹介するためには その覚悟と自信が最大限必要だ。 しかし世界から認められることと、奇人変人扱いされることは かなり表裏一体な気がして、 私のような凡人からしたら、その挑戦の姿勢がただただまぶしい。 絶大なるパワーとカリスマ性、確固たる信念があり、 表現し続けることで草間彌生でいられるのだろうが、 キュレーターの評価を気にする一面も持ち合わせていることに 驚かされた。 そして、作家活動をしていたことを初めて知った。 しかも評価されている。。。 80歳を過ぎた彼女のすべてからまだまだ目が離せない!!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「現代美術ばかりは、どーにもついていけない。」瀬戸内海の直島でベネッセミュージアムや黄色い『南瓜』を見た後、溜まっていた私のフラストレーションを一掃してくれた本書とは、大原美術館のミュージアムショップの美術書のコーナーで出会うことができた。本書の題名に『やっぱり好きだ!」とあるが、私は恥ずかしながら、直島の『南瓜』を見るまで、いや見た後も、この書籍を見るまで草間彌生の名前を意識したことはなかった。『南瓜』を観た後、私と似たようなもやもやを持っていた連れ合いがこの書籍を発見してくれたのである。この本は世界的に活躍してきた草間の作品を日英の2か国語で解説したインタナショナルな1冊だ。この本を読んで私と妻の抱いた感想と同じ印象を名キュレーターであるヤープ・グルモンドがP137で語っている。「多くの芸術家は次々とテーマを変えながら制作するが、クサマには一貫したヴィジョンとテーマ性がある。」ページを繰って受けた印象は、作品は違えど直島の『南瓜』から伝わってきた、硬質な現代社会に力強く対抗するユーモラスな「しなやかさ」だった。「制作年が何十年も異なる作品を並べても違和感やギャップがない。逆に明快な全体像が浮かび上がってくる(グルモンド)」そう、ここにきて私は最初の問いの設定の間違いに気づいた。現代美術などという美術は無いのだ。あるのは個々の作者と作品なのである。「それは新しいものを追求しながらも、ヴィジョンに揺らぎが無い証しだ(同)」現代美術と括られるジャンルにおいて、初めて出会いを意識した作家が草間彌生だった幸運に感謝したい。
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時代に沿った作品の数々が紹介されていて、とてもわかりやすく編集されています。NHKの番組と合わせて読むとより良いと思います。草間さん応援しています。
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パワフルな女性です。1960年代のアメリカでの活動を読むと、その行動力に驚きを感じます。 最近の作品、大きなドットのついてカボチャや花、人間や犬は晴天のバルセロナという感じがして良いです。 機会があれば直島のカボチャは霧島の花を見てみたい。
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