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詳解 国際租税法の理論と実務 の商品レビュー

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2012/12/07

国際課税の現場で日本の頭脳として活躍されている志賀先生の国際課税の解説書です。骨太な文体で取っつき難そうですが、国際課税の理論的背景がこの書籍一冊に凝縮されている感があります。「PEなければ課税なし。」ではなく、「PEなければ事業所得課税なし。」が正しい理解であると冒頭目が覚める...

国際課税の現場で日本の頭脳として活躍されている志賀先生の国際課税の解説書です。骨太な文体で取っつき難そうですが、国際課税の理論的背景がこの書籍一冊に凝縮されている感があります。「PEなければ課税なし。」ではなく、「PEなければ事業所得課税なし。」が正しい理解であると冒頭目が覚めるような解説から始まります。外国子会社配当益金不算入制度は、我が国の「全世界所得課税方式」に「国外所得免除方式」を部分的に導入したのと同じであることが理解できました。また筆者が得意とするOECDモデル租税条約のところは、この点を研究されている方には大変参考になる部分と思います。一読あれ!

Posted byブクログ