母から娘へ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
韓国と日本におけるジェンダー問題の共通する部分が分かった。 と同時に兵役システムあるからこその韓国独自の性差別、男同士の性虐待の話もありとても勉強になった。 この本が記されてから、現在までどれくらい日本と韓国の社会システムが変わっただろうか。私は日本にしか住んだことないが、未だに結婚がゴールという考え方は少なからず感じてしまう瞬間があるし、育休も男性が容易に取れるのか疑問だ。逃げ恥年末SPみたから尚更疑問に感じた...。 性といっても二つの性別だけで割り切ってはいけない(性欲の大きさは人それぞれ)なときと、肉体的な強さ(性虐待におけるバランス)と、いろんな視点でジェンダーを見つめる必要がある。 また女性の自立について、制度に頼るだけでなく文化レベルで女性自身がシンデレラストーリーを夢見るのではなく、自立するという在り方を勝ち取っていかなければならないと述べられていた。 ダイエットの話もそうだけど、いろんな女性の生き方(キャリアウーマン、痩せてる人)などのかっこいい素晴らしいとされてきた像だけでなくて、もっといろんな生き方が賞賛されるようになってほしいなと思いました。
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男はこうあるべき、女はこうあるべき、という凝り固まった頭を平易な文章で優しくはっと揺さぶってくれる一冊。職場や恋愛において、?と感じた時にまた手にとってみたい。
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