スリーピング・マーダー ミス・マープル最後の事件 の商品レビュー
ミス・マープルは不変のキャラクターになったんだな、というのが第一の感想。 そこに悪の気配があれば、近づき、悩める子羊に救いの手をさしのべる。まるで大岡越前だ。 色んなことに考え過ぎて疲れてる時、駄目なら駄目、善しなら善しの線がはっきりしているものを見ると、安心するしすっきりする...
ミス・マープルは不変のキャラクターになったんだな、というのが第一の感想。 そこに悪の気配があれば、近づき、悩める子羊に救いの手をさしのべる。まるで大岡越前だ。 色んなことに考え過ぎて疲れてる時、駄目なら駄目、善しなら善しの線がはっきりしているものを見ると、安心するしすっきりする。 犯人は哀れなほど強い愛憎に染まってしまい、想像しようとすると、その感情の粘っこさにぞっとする。呑み込まれそうにもなる。そこに、シンプルな正義感を持つマープルが間に入ってくれるから、救い出される。 よくよく考えたら、こんな典型的なヒーローだよなぁ、ミス・マープル。
Posted by
ミス・マープル最後の事件とは知らなかった。だってそんな雰囲気全然ないよ? ドラマで観たときも子どものグエンダ嬢が殺される女性を会談の手すりの間から見てるところがこわかったです。
Posted by
描写がうますぎる。自分の部屋にいてもなんだか怖くなった。最後の最後、マープルの大活躍は我が家で語り草です。笑
Posted by
クリスティの愛したおばちゃま探偵ミス・マープル最後の事件。実際は1940年代に書かれたらしいです。マープルに「眠れる殺人は眠らせておきなさい」と言われても、若いグエンダたちは真実を突き止めないではいられない。その行動は殺人者を刺激し、新たな犠牲者が生まれて……。初めて読んだ時は、...
クリスティの愛したおばちゃま探偵ミス・マープル最後の事件。実際は1940年代に書かれたらしいです。マープルに「眠れる殺人は眠らせておきなさい」と言われても、若いグエンダたちは真実を突き止めないではいられない。その行動は殺人者を刺激し、新たな犠牲者が生まれて……。初めて読んだ時は、ドキドキハラハラしました。
Posted by
- 1