アメリカ 選択肢なき選択 の商品レビュー
選択をキーワードにアメリカ社会の今とこれからに斬り込んだ意欲作。だがその意欲が上滑りしている印象だ。アメリカには数えるほどしか行ったことがないからアメリカ人の事はよく判らないが、言われてみれば日本人は選択を有難い物とは捉えていない気がする。シーナ先生のThe Art of cho...
選択をキーワードにアメリカ社会の今とこれからに斬り込んだ意欲作。だがその意欲が上滑りしている印象だ。アメリカには数えるほどしか行ったことがないからアメリカ人の事はよく判らないが、言われてみれば日本人は選択を有難い物とは捉えていない気がする。シーナ先生のThe Art of choosingにもあったが、選択肢の多さは必ずしも満足度を高めない。加えて、儒教的な価値感などから日本人は権威に判断を委ねることにも抵抗が少ない。本書の視点は日本人でなければ発想できなかったかも知れない。 ただ自説の立場を強調するあまり、何でも選択の問題に関連付けるのはややこじつけに感じるきらいあり。そのためか明解な結論が示されない課題が、章を追うごとに増えるのが残念である。
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まぁあんまりアメリカに気分が向かないらたして深く読まなかったけど、ノー学位エコノミストとしてはこんなもんなんだろうね。
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身の丈以上に消費した中間層と言われるけれど、支出せざるを得なかったと。これ以上格差を広げられないためにちゃんと教育できる環境へ(=土地の高いところへ)。ふ~ん。選択ばかりも大変だよね。
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選択肢が多いほど自由って訳じゃないのは分かるんだけど…。データは羅列するんじゃなくて図表とかグラブにしてくれないか。引用もやたらに多いし。これ、著者は自分で取材していないだろう。
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