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大暗室 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2024/01/19
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※このレビューにはネタバレを含みます

 元は成人向けに書かれたものを子供向けにリライトしたということで物語に色々と破綻が生じている。 まず主要な登場人物である三国と大曾根を明智小五郎と怪人二十面相に置き換えているのがそもそもの誤り。 子供向けを意識しての事なのだろうが人を殺さないはずの二十面相が私欲で、しかも割と短絡的に人を殺すので「二十面相」というキャラが崩壊している。 後半に出てくる「大暗室」というギミックは二十面相らしいと言えばらしいのだが、前半との繋がりをほぼぶった切って突然出てくるので読者は置いてけぼりである。  かように破綻しているのは大人向けの作品を無理に子供向けに改変した弊害かと思っていたのだが、レビューを読む限り原作の方も連載作品ゆえの行き当たりばったりさから破綻していたらしい。 ・・・等というのは大人になってネット社会の情報があるから知れたことで、子供の頃に読んでいたら最後に二十面相が捕まったことで普通に満足していたかもしれない。

Posted byブクログ

2013/02/10

(1998.12.06読了)(1998.10.25購入) (「BOOK」データベースより) 絶海に行方定めぬ小船が一艘、瀕死の有明男爵と忠臣久留須左門、そして親友と謀り内心で男爵を憎む大曾根五郎が飢渇に喘いでいた。もはやこれまでと己が妻と財産を友に託す男爵。だが一夜明けて陸影を認...

(1998.12.06読了)(1998.10.25購入) (「BOOK」データベースより) 絶海に行方定めぬ小船が一艘、瀕死の有明男爵と忠臣久留須左門、そして親友と謀り内心で男爵を憎む大曾根五郎が飢渇に喘いでいた。もはやこれまでと己が妻と財産を友に託す男爵。だが一夜明けて陸影を認めた途端、本性を現わした大曾根は二人を手に掛け、まんまと男爵の後釜に据わる。それから二十数年、飛行競技大会で超絶技巧を披露する二青年があった。それと知らず出逢い宿業の仇敵と認めあうに至る二人こそ、有明と大曾根を継ぐ者である。正義を旗幟に掲げる貴公子と、帝都に大暗室と呼ぶ王国を築き全世界の覇者たらんと欲する地底魔との凄絶な戦いの火蓋が切って落とされた。 ☆江戸川乱歩さんの本(既読) 「少年探偵02 妖怪博士」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.07. 「少年探偵03 少年探偵団」江戸川乱歩著、 ポプラ社、1964.08. 「少年探偵06 透明怪人」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.09.01 「少年探偵07 怪奇四十面相」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.08. 「少年探偵09 電人M」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.09. 「少年探偵14 夜光人間」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.11.05 「少年探偵16 仮面の恐怖王」江戸川乱歩著、ポプラ社、1970.06. 「少年探偵27 黄金仮面」江戸川乱歩著、ポプラ社、1970.08.

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