伝奇集 の商品レビュー
「バベルの図書館」が読みたくて手にした本。宇宙のように無限に広がる図書館のイメージはとても好きな世界だった。 全体的に小説なのかどーなのかもわからないものが多かったが独特の視点と世界観がありさすがだなぁ、と感心。しかし、この本の内容をすっかり理解したかと言われると全くもって自信が...
「バベルの図書館」が読みたくて手にした本。宇宙のように無限に広がる図書館のイメージはとても好きな世界だった。 全体的に小説なのかどーなのかもわからないものが多かったが独特の視点と世界観がありさすがだなぁ、と感心。しかし、この本の内容をすっかり理解したかと言われると全くもって自信がない。
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これに収録されている『アレフ』がすごく好き。 階段の段と段の間の小さな一点、「アレフ」に、世界中のすべてが同時にかつ無限に詰まっている。 これを読んでから、道で偶然ビー玉とか透明で球体のものが落ちているのを見つけると、なんとなく「あ、アレフだ!」と思ってしまう。
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『伝奇集』ほか2冊分収録。 文学論と幻想小説が入り混じった不思議な文章。 汚辱の世界史は犯罪小説集というかルポというか。 言及されている文学作品とかの知識がほとんどちんぷんかんぷんだったので、もっと賢くなってから、また読もう。
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ラテン・アメリカ文学の巨匠、ボルヘスの最高傑作ともいえる作品。ちゃんと表紙つきの方もあったのですが、篠田訳で読んだので素直にこっちということで。馬鹿な自分にとっては難解すぎて、解らないを通り越して一周回って元に戻ってきた感じです。ここまで来ると逆にすっきりします。 「わたしを読ん...
ラテン・アメリカ文学の巨匠、ボルヘスの最高傑作ともいえる作品。ちゃんと表紙つきの方もあったのですが、篠田訳で読んだので素直にこっちということで。馬鹿な自分にとっては難解すぎて、解らないを通り越して一周回って元に戻ってきた感じです。ここまで来ると逆にすっきりします。 「わたしを読んでいる君よ、君はわたしの言葉を理解しているという確信があるかね?」…さっぱりです。けど、雰囲気だけでも「バビロニアのくじ」、「八岐の園」、「円環の廃墟」、「ピエール・メナール」は面白かったです。「円環の廃墟」なんか夢を見ることを題材にここまでの小説を作れるのかと驚愕しちゃいました。面白かったんだけど、理解できるようになったらもっと面白く思えるんだろうなぁ…。ということで、そういうものも含めて三ツ星という評価に。ボルヘスが悪いんじゃない、自分の読解力が足りないんだ。
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