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怪事件が多すぎる の商品レビュー

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2019/08/26

普段でも軽い清水義範の、子供向けの1冊。 高校の同級生から「探偵をやろう」と持ち掛けられていた乾三四郎は、ひょんなところから宇宙人の娘と逃げることになり、アルバイトをクビになる。職にあぶれていう手前、やむを得ず探偵を了承するが、その際に「ミステリー」を呼び込む能力を授けられてし...

普段でも軽い清水義範の、子供向けの1冊。 高校の同級生から「探偵をやろう」と持ち掛けられていた乾三四郎は、ひょんなところから宇宙人の娘と逃げることになり、アルバイトをクビになる。職にあぶれていう手前、やむを得ず探偵を了承するが、その際に「ミステリー」を呼び込む能力を授けられてしまったため、超常現象の依頼ばかり受ける羽目になる。 大筋のところは、子供受けするノリなわけで、SFを受け入れられないまじめな大人からすると、「荒唐無稽」と切って落とされそうなところだが、結構文章ははしょらず丁寧に大人の文で描かれている。というのも、本作(シリーズだから続きがあるのね)は3章に分かれているのだが、1章目の話は、普通の子供向け小説なら、1行目に宇宙人に会う設定じゃないのかなあ。 その他の設定も、思ったよりも真面目にSFに取り組んでいる、つまりメカニズムをどうやって解明するかに焦点を当てているところは、SF読みにも好感であろう。 いかんせん、本自体も大筋も子供向けなので、手に取る大人はあんまりいないだろうけどさ。

Posted byブクログ

2014/10/25

イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387166789.html) (収録作品)助けた少女はプリンセス/パラドックスの逆襲/幽霊屋敷の時間の渦

Posted byブクログ