高杉晋作と奇兵隊 の商品レビュー

歴史・地理

2011/07/27

　題名そのまま、高杉晋作についての本です。

　取り敢えず先に敢えて言うとするならば、奇兵隊の内容が少なくないか………？ という感じです。いや、まあ設立時期からして高杉の人生を軸にするとどうしても少なくなってしまうんですけど…題名につけるくらいだからもう少し濃くても良かったかなあ、という感じ。
　後、やはり高杉中心なのでどうしても幕府とか他の藩の内容が薄い。井伊大老の事については憶測でそこまで言わなくても…という感じです。ハリスは別に軍勢を引いているわけではないし、条約を受け入れた理由はもう少し考えて欲しかったかなあ。後、松陰先生を処刑した理由もね…長州に対する見せしめとか、そんなに簡単な話ではないと思う。
　なんというか、ちょっと著者の憶測が多かった気がします。

　まあ、言葉の使用法とか、面白い箇所もそれなりにありましたが、内容全体としては不満が残るところ。
　個人的に気になるのはあとがきの最後の人…あの、奥さんですか………？

2010/01/09

高杉関連の中で一番プレーンな本と聞いたのでチョイス。高杉ってどこからが創作なのか、わかんないんだもん…。
作者の思い込み入ってる本も多いし、人気があったらあったで大変だぁね。
これで自分の中で下敷きとなる高杉の人物像が、出来たらいいなあ（願望）

2009/10/04

まだ読了していませんが散見するところ高杉晋作と長州史についての本としては一般知識レベルのことを書いております。が、史料からの引用が多いのがよい。それと、未読の人物評が幾つかありましたので購入しました。