我が家の問題 の商品レビュー

奥田英朗【著】

2015/12/23

家族の悩みや問題についての６つの短編です。
読みやすく、設定も面白く、
全編通じて家族に愛があってホロリときます。

2015/11/03

其々の家族の問題を描く短編集。短な話で共感を持てる話でユーモアも交え面白かった。
1)甘い生活-新婚生活で家に帰りたく無い旦那の話し、最後夫婦で心のわだかまりを口にして真の夫婦に
2)ハズバンド-ふと会社のソフトボールイベントで亭主がお荷物の様だと感じ夫に気ずかれず心配するもお弁当作りから心の安らぎを得て幸せな気持ちを取り戻す
3)絵里のエイプリル-女子高生の絵里がふとしたきっかけ(祖母からの間違い電話)で両親の離婚心を気がつき悩む中で、弟/友人に話しを聞いて大人へ成長する
4)夫とUFO-夫からある日からUFOとの交信をしているとの話しを聞き、精神的な心配をしながら生活をして、夫が会社で辛い立場となっている事を知り、原因が分かり1-健康、2-家族、仕事はずっと下だと夫気使う
5)妻とマラソン-妻がランニングに目覚めた、チョットした売れっ子小説家の夫。苦楽を共にした妻が影で生活感が異なると見られて孤独になって夫との差にも気にしている事に気ずく。東京マラソンの参加の応援を通し高校受験の双子の子供と共に心が繋がる家族物語

2015/10/19

初めて読んだ著者の本。文句なし面白い！けど、面白いだけでなく、家族の悲喜こもごもを丁寧に、温かく、ユーモアたっぷりに描かれている秀作。
見事問題解決！とか、わかりやすい綺麗なオチ♪ではないのに、優しい明日を予感させるラストも最高。何度も読み返したくなる一冊。

2015/10/14

タイトルから浮かぶイメージとはちがって、ほんわか心暖まる家族の物語。
家庭内になにか問題があるときに、覚えておきたい一冊。

2015/09/13

「妻とマラソン」が一番好きです。
妻にとって毎日の家事や子育てはゴールの見えない達成感を得にくいものだということ、
夫がそれに気づいたときにぽんと「だから小説家がいるんだ」という一文を書き入れる奥田さんは、
「ふつう」の人を見守る優しい視線を持っているんだなと思いました。

2015/08/26

「どうやら夫は仕事ができないらしい」
という扇情的なオビが本屋で踊っていたが
実際に読んでみると全編に優しさが溢れている。

特に妻目線で夫のことを描くシーンはぬるい。
やっぱり男の作家だ。

すべての短編が前向き。

2015/08/16

http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-745197-9&mode=1 ,
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-771412-8&mode=1

2015/06/21

様々な夫婦や家族の問題を描いた短編集です。実家の帰省や夫婦の価値観の違いの問題など、「あ、わかる。」と共感できるところもチラホラ。

読み終わるととてもほっこりした気分になりました☆

2015/05/09

家日和に続く家シリーズ。安定の奥田さん。夫婦生活、家族のあり方を題材にした、どれもどこにでもありふれた、でも自分に降りかかってくるのは避けたい、そんな話でした。

2015/04/19

家族にまつわる６つの短編集。
導入は問題ありでも、ほのぼの、みんないい人、なんとかなるさ的な解決で、もう少し毒がほしいところ。

「夫とUFO」突然UFOと交信していると言い出した夫の話。これはわかるなあ。
「里帰り」北海道出身の夫、名古屋出身の妻の里帰りの話。気質や風習の違いが面白ろかった。
(図書館)