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読んでおきたいベスト集!芥川龍之介 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2024/08/05

日本の近代文学の原点と称される天才作家芥川龍之介のほぼ全作品を網羅できるベスト集。35歳の若さで命を絶った天才の残した「羅生門」「鼻」「杜子春」「地獄変」「河童」「魔術」「奉教人の死」「芋粥」「劇作三昧」「藪の中」「或阿保の一生」「歯車」「トロッコ」「蜜柑」「蜘蛛の糸」「玄鶴山房...

日本の近代文学の原点と称される天才作家芥川龍之介のほぼ全作品を網羅できるベスト集。35歳の若さで命を絶った天才の残した「羅生門」「鼻」「杜子春」「地獄変」「河童」「魔術」「奉教人の死」「芋粥」「劇作三昧」「藪の中」「或阿保の一生」「歯車」「トロッコ」「蜜柑」「蜘蛛の糸」「玄鶴山房」など、後世に伝わる様な作品が多く収録され、当時の田山花袋に代表される様なエッセイを中心とした風潮に対して、新芸術主義を花開かせる芥川の作品には色褪せない魅力があるのではないか。後世に多大な影響を残した作品群を通して、令和が迎える新しい時代への扉を垣間見ることができるかもれない。

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2013/03/17

鼻、蜘蛛の糸、羅生門は読んだことがあるので懐かしい気持ちになった。河童と歯車はなんかよう分からん気持ちにさせられた。それと、地獄変。この作品は大変衝撃的で、自分の中で芥川で一番の話はこいつになった。

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2012/10/31

私は芥川の内面的な機微を描いた作品っていうのは別に好きじゃなくて、(トロッコとか蜜柑とか)河童や邪宗門、魔術のように物語性のある、奇想天外な話が好きです。なので本文庫収録作では「魔術」「河童」、切支丹物2作が惹かれる作品かなと思います。特に「魔術」は、なんと谷崎潤一郎の「ハッサン...

私は芥川の内面的な機微を描いた作品っていうのは別に好きじゃなくて、(トロッコとか蜜柑とか)河童や邪宗門、魔術のように物語性のある、奇想天外な話が好きです。なので本文庫収録作では「魔術」「河童」、切支丹物2作が惹かれる作品かなと思います。特に「魔術」は、なんと谷崎潤一郎の「ハッサン・カンの妖術」という作品の世界を土台にしたお話だそうで、なんと面白くも挑戦的な(?)試みなんだ!とますます興味を持ちました。谷崎の「ハッサン・カンの妖術」は絶対読みたいなあと思いました。 あとは、不思議系、物語系を離れた意外なところでは「玄鶴山房」が面白かったです。なんだか江戸川乱歩の「芋虫」を彷彿とさせるような、家庭内の鬱屈した状況というか、なんとも表現できない感情の渦巻きをリアルに感じました。 手に取ったきっかけ@ 'ェ' @字が大きくて、読みたかった作品がまとめて色々収録されていたから。

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2012/09/23

現代作家たちが読んだ芥川作品を集めた一冊で、有名どころがひとまとめになっています。少しずつ1ヶ月かけて読了。 作品の前に各作家の紹介文がありますが、先入観が入ってしまうので読まなくなりました。作品の後ろにしてほしかったです。 芥川龍之介は、個人的に文体も内容も読みにくいという明...

現代作家たちが読んだ芥川作品を集めた一冊で、有名どころがひとまとめになっています。少しずつ1ヶ月かけて読了。 作品の前に各作家の紹介文がありますが、先入観が入ってしまうので読まなくなりました。作品の後ろにしてほしかったです。 芥川龍之介は、個人的に文体も内容も読みにくいという明治~大正の文豪の想像を覆してくれた作家で、ある一文に「天才」を感じた作家でもあります。 前半生と後半生で作風が違うことは知っていましたが、作家や作品への評価はほとんど知らなかったため、最後の解説は興味深かったです。警句集『侏儒の言葉』を読んでみたい。 「暗い」と聞いていた後半生の作品も、精神的に迷走しやすい現代人にはかえって何か感じるのではないでしょうか。私ははっきりこう、とは言えないけれど、自分の中に決して遠くないものがある気がしました。

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2012/09/19

短編の作りこみ、挑戦的であり実験的に変化を続ける文体。芥川龍之介が現在に通じるあらゆる書き方の確立に欠かせない人物であったこと、そしてその作品群が今こうして様々な人に読まれている理由を垣間見ることができたと思う。 各作品と一緒になっている作家さんの導入にはたしかに疑問が残る。 ...

短編の作りこみ、挑戦的であり実験的に変化を続ける文体。芥川龍之介が現在に通じるあらゆる書き方の確立に欠かせない人物であったこと、そしてその作品群が今こうして様々な人に読まれている理由を垣間見ることができたと思う。 各作品と一緒になっている作家さんの導入にはたしかに疑問が残る。 この程度ならいらなかったのでは・・・と思うような人もいれば、小説世界に深みや意外性を持たせてくれるような書き方をしてくれている人もいた。 依頼かなにかする際に、フリーに書かせ過ぎたんじゃないかなぁ。

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2011/07/08

「読んでおきたいベスト集」と銘打って4冊(芥川、夏目、太宰、宮沢)。まあ、コンパクトに代表作がおさまっているので、便利といえば便利ですが。 4冊中この芥川だけが、収録作品に、作家さんたちの文章が付いている。 書いているのは、皆川博子、平野啓一郎、出久根達郎、田辺聖子ほか、なかな...

「読んでおきたいベスト集」と銘打って4冊(芥川、夏目、太宰、宮沢)。まあ、コンパクトに代表作がおさまっているので、便利といえば便利ですが。 4冊中この芥川だけが、収録作品に、作家さんたちの文章が付いている。 書いているのは、皆川博子、平野啓一郎、出久根達郎、田辺聖子ほか、なかなかのメンツで、その文章と合わせて読むと、更に作品に入れる趣向。 ただ残念なのは、その文章がモノによってはとても短い(原稿用紙1枚くらい?)ので、物足りないことも。

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