自分史 その理念と試み の商品レビュー
自分を知るのに、自分史を書くのはどうだろうと思ったけれど、そのアプローチが方向性として正しいのかわからない。 書くなら書くで、楽しいのがいいよね。 完成された社会理論を杖に歩いて違和感を抱かずにすむのは、ごく僅かな選ばれた人に過ぎない。戦後の日本は、いつしか多くの人が、「誰もが...
自分を知るのに、自分史を書くのはどうだろうと思ったけれど、そのアプローチが方向性として正しいのかわからない。 書くなら書くで、楽しいのがいいよね。 完成された社会理論を杖に歩いて違和感を抱かずにすむのは、ごく僅かな選ばれた人に過ぎない。戦後の日本は、いつしか多くの人が、「誰もが選ばれた人」であるという幻想を抱くようになった。けれどその杖は万能ではない。人々は頼りの杖のために躓き、翻弄され、時代遅れになっていった。 自分史とは、ひとりひとりの庶民の切実な自己認識の記録。 久慈川上流 金沢志奈 国会図書館に置いてある。
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