八月からの手紙 の商品レビュー
いけてます! 戦前、戦後のベースボール。日本とアメリカ。 史実に即しているらしいのもあって 『へ~へ~』という興味津々。 何よりも楽しく読めて満足です。 大リーグ、黒人リーグ、日本の職業野球、日本リーグ。 (知らなかったですよ、戦後1946年に日本リーグというのが発足していたな...
いけてます! 戦前、戦後のベースボール。日本とアメリカ。 史実に即しているらしいのもあって 『へ~へ~』という興味津々。 何よりも楽しく読めて満足です。 大リーグ、黒人リーグ、日本の職業野球、日本リーグ。 (知らなかったですよ、戦後1946年に日本リーグというのが発足していたなんて!?驚きです。) 戦前、戦中、戦後の時代の背景と環境が深みを増させるストーリー展開で一気に読んでしまいました。 『野球の国』に生きる男たちの絶望、希望と友情。 黒人(ギブソン)と日本人(矢尾)の同じ野球の国に生きる つながりあえた二人の関係。 野球って素晴らしいものなんだなぁ。 ・・・『ならば、できる。為せば成る、だ。失敗は、できないと決めつけるから起きる。それにお前は、まだ萎んでない』・・・ いいフレーズだったなぁ。
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戦後の混乱期に発足し、今はほとんど忘れられている「日本リーグ」について熱く語ってくれる本でした。 「8年」もそうでしたが、緻密な構成やリアルな設定にも関わらず、どこかファンタジーっぽくて、映画「フィールドオブドリームス」を彷彿とさせてくれる様な熱いおっさん達のチャレンジ!素敵でした! 二グロリーグの猛打者で世界最高のバッター・ギブソンがとても可愛くて愛しくて(何となく中日のブランコ選手の顔で読んでました)、矢尾との遣り取りにワクワクドキドキが止まらず、読んでる間も読後も気持ちを暖かくしてくれました。 戦前・戦中・戦後と、日系二世や黒人やその他の国の人も暗い背景があるのに、悲惨と思うよりも握り拳に熱い汗をかかせてくれる小説で、ショックなラスト展開よりも彼らの繋がりの強さをすごく評価したい! 「焔」や「大延長」も大好きな小説ですが、この本も甲乙つけ難いです!ペイジとギブソン、キャッチャー石井が大好きです!
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なんだか中途半端で終わってしまったような気がする。。。 なーーんかもやもや>< 堂場さんの本は好きなものもあるけど、 合わない本も結構ある><
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8月、戦争を題材とした出版物が増える時期。今年はコレ「八月からの手紙」を読みました。 戦後復興の中で、「日本リーグ」という職業野球リーグの創設を目指した人々の物語。主人公八尾健太郎はアメリカ国籍の日系二世。日本にいた頃、父親に内緒で野球を生業としていた。しかし怪我と戦争により、帰国・収容所での生活と不遇の時を過ごす。再び日本にやってきた矢尾は、新しいプロ野球チームの監督を打診されるが・・。 半分ノンフィクション?ですかね。なので小説としては最後、ちょっと座りが悪い感じがしました。史実どおりとすれば当然でしょうけど・・。矢尾とギブソンの話はぐっとくるものがありましたが、若干先がよめる展開かも・・。 主人公の矢尾はよくわからないけど、ジョン・ギブソンは「ジョシュ・ギブソン」ですよね。実在されてます。ニグロリーグのことなど私にとっては新たな知識でした。
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「野球の国」 日系2世の矢尾と黒人選手のジョン・ギブソン。 人種で分断されたアメリカで野球という同じ国に住んでいた二人。 矢尾は日本に留学し、日本の職業野球に身を置きながら、故障でアメリカへ戻り、父親の営む自動車工場で働く毎日。 ある日、黒人だけの野球チームの対戦を観戦に行く・...
「野球の国」 日系2世の矢尾と黒人選手のジョン・ギブソン。 人種で分断されたアメリカで野球という同じ国に住んでいた二人。 矢尾は日本に留学し、日本の職業野球に身を置きながら、故障でアメリカへ戻り、父親の営む自動車工場で働く毎日。 ある日、黒人だけの野球チームの対戦を観戦に行く・・・。 そして大戦。 日系アメリカ人の収容所暮らし。 矢尾を助けたのは野球、ギブソンの魂のボールだった。 一度しか会ったことのない二人。 ボールを交わしての言葉は永遠ですね。素敵な、でも哀しい友情の物語でした。
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