管理会計の基本 の商品レビュー
管理会計における基本入門書。非常にわかりやすい。事業計画策定時や、ビジネスモデル分析時にも必ず必要になるため、知っておいて損はない知識が詰め込まれている。 都度見返すと管理会計について詳細を理解できる
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「管理会計」の基礎を学ぶ必要から、この本を手に取った。 amazonのレビューからは、”わかりやすい”とのことだったが、実際には後半の「原価計算」以降が難しい。私にはもうちょっと簡単なものがよかったかも?
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著者の千賀氏はTKCから独立された方。使える管理会計の基本を学び直そうと思う中、タイトルに惹かれ、中身も目を通した上で購入。2011初版、2016第7版。 感想。 良書。手元に置いておきたい。 備忘録。 ・限界利益=固定費+利益=付加価値、固定費が利益を生む源泉、付加価値を生...
著者の千賀氏はTKCから独立された方。使える管理会計の基本を学び直そうと思う中、タイトルに惹かれ、中身も目を通した上で購入。2011初版、2016第7版。 感想。 良書。手元に置いておきたい。 備忘録。 ・限界利益=固定費+利益=付加価値、固定費が利益を生む源泉、付加価値を生まない固定費が削減対象、という頭の整理。 ・必要売上高=(固定費+目標利益)÷限界利益率※ ※限界利益率=1−変動費率 ・準変動費。売上ゼロでも発生する固定費部分がありつつ、操業度によって変わる変動費部分の二つから構成されるもの。例えば水道光熱費。単年度では固定費と考えるのがベター。 ・準固定費。一定の操業度で一定の固定費が発生し、ある水準をこえると急にその固定費が増加するもの。アルバイト代とか。 ・勘定科目データがない時の損益分岐点の求め方①高低2点法、②最小二乗法。どちらも売上と費用のトラックレコードから変動費率を求め、そっからさっ引いて固定費を計算。 ・変動損益計算書。販売単価−材料費=限界利益単価。それに販売数量をかける。そっから固定費を引く、的なやつ。 ・労働分配率=人件費÷限界利益。優良企業ほど小さい。 ・全部原価計算。工場で発生した全ての原価(材料費、人件費、経費)を集計して製品の製造原価を計算する方法。製造間接費の適切な配賦ができなかったり、固定費が全て原価に吸収さるため、在庫が増えれば利益とキャッシュフローの乖離が大きくなるのがネック。 ・直接原価計算。変動費(=直接費)だけで製品の製造原価を計算する方法。製造原価+固定費、として管理会計。 ・活動基準原価計算(ABC)。製造間接費を操業度等で製品に配賦。本当の原価を追求。 ・時給の決め方。目標とする労働分配率から計算。 ・標準原価計算。予定原価を科学的・統計的に算出。製品1個あたりの原価標準×生産量。 ・総合原価計算。規格品を連続的に生産する工場に適した方法。反対が個別原価計算。
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基本的なところは主に盛り込まれていると思う。他のテキストも見てもう一周戻って来れば今より理解できると思う。
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実務への応用にページを割いてある分、この本に書いてある知識は、理解してから活用しやすい。 例えば、営業が顧客から無理な値引きを要求された場合に受注すべきか判断する際、感情論ではなく数字で考えることもできるようになると思う。
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ビジネスパーソン向けの会計の本というのは、5年ぐらい前から現在に至るまで、様々なバリエーションで刊行されています。 ビジネスパーソンが、リテラシーとして財務三表を理解するようなものや、 その表現の仕方として、漫画や小説などのストーリーで理解させるものなど。 本書は、経営分析のための管理会計を、ビジネスパーソンが専門知識不要で理解するための、実務書となっている。 詳細は、損益分岐点分析から始まる管理会計入門、変動損益計算書の活用、原価管理のポイントが主要部分。 『ビジネスモデル・ジェネレーション』のビジネスモデル・キャンバスでいうVP(価値提案)は、管理会計的に捉えれば、 VP(価値提案)=付加価値=限界利益(売上高-変動費、固定費+利益) と捉えている。 最後の2章では、短期的意思決定、戦略的意思決定に役立つ考え方というまとめで、経営に活用できる管理会計手法を解説している。 ビジネスモデルを検証する、新規事業に投資するか否かの判断をする、事業計画の途中に進捗を確認し計画を修正するなど、使える管理会計に関しての解説が易しくされている。 オススメです。
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他の本でよくわかんなかったことが平易に解説されていて、わかりやすい本です。 限界利益とは、1個販売すると増加する利益という意味。 限界利益は粗利益とイコールで、財務会計の売上総利益とは異なるので要注意。 経営安全額(損益分岐点を越える売上高)から生まれる限界利益は利益として残る...
他の本でよくわかんなかったことが平易に解説されていて、わかりやすい本です。 限界利益とは、1個販売すると増加する利益という意味。 限界利益は粗利益とイコールで、財務会計の売上総利益とは異なるので要注意。 経営安全額(損益分岐点を越える売上高)から生まれる限界利益は利益として残る。
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フリーキャッシュフローやDFC法だったり原価計算の分野についてはもともとイメージを持っていたので知識の再確認といった感じだったが、変動損益計算書については不勉強だった。 変動損益計算書は企業の損益体質を見る上でとても有益なツール。体質を把握できることで、今後の投資や販売計画の中...
フリーキャッシュフローやDFC法だったり原価計算の分野についてはもともとイメージを持っていたので知識の再確認といった感じだったが、変動損益計算書については不勉強だった。 変動損益計算書は企業の損益体質を見る上でとても有益なツール。体質を把握できることで、今後の投資や販売計画の中でどのような結果が待っているのかを予想できるようになる。また、現在の利益の生めない理由がどこにあるのかの見極めにも役に立つ。 その辺の話が丁寧に解説されている。 同シリーズの『会計の基本』に比べ、性質がら細かい計算が多くなるが、管理会計の領域、どんな使い方をすると有効なのかがよくわかる一冊。
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財務会計の入門書は多いが、管理会計の入門書がないために読了。 財務会計に比べて、管理会計が日常の活動に直結していることを解説し、 財務会計が過去会計、管理会計が未来会計として、実質的なコーヒーショップを例にして考えている。 1.損益分岐点から、会計を考える。 2.原価(変動...
財務会計の入門書は多いが、管理会計の入門書がないために読了。 財務会計に比べて、管理会計が日常の活動に直結していることを解説し、 財務会計が過去会計、管理会計が未来会計として、実質的なコーヒーショップを例にして考えている。 1.損益分岐点から、会計を考える。 2.原価(変動費、固定費)計算から考える。 3.短期的・戦略的意思決定から会計を考える として、管理会計をまとめている。大変わかりやすかった。
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わかりやすく、丁寧な記述だが、内容が難しいため、一気に読まないと忘れてしまう。時間をかかったので、前半を忘れてしまった。
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