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父・西條八十の横顔 の商品レビュー

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2011/08/16

 詩や童謡からランボー研究まで、幅広く活躍した詩人の素顔を息子が綴る。息子・八束氏は4年前に死去、孫がまとめた。  広く歌われた「唄を忘れたかなりや」は、父親を失い、兄に財産を使い果たされ、母や弟妹の生活のために文学を放棄しててんぷら屋や本屋をしていたころの心境を綴ったもの。女...

 詩や童謡からランボー研究まで、幅広く活躍した詩人の素顔を息子が綴る。息子・八束氏は4年前に死去、孫がまとめた。  広く歌われた「唄を忘れたかなりや」は、父親を失い、兄に財産を使い果たされ、母や弟妹の生活のために文学を放棄しててんぷら屋や本屋をしていたころの心境を綴ったもの。女性との交流の多かった八十に苦労した著者の母親のことなどが回想される。 (「週刊朝日」 2011/8/19)

Posted byブクログ