江戸の名所 の商品レビュー
江戸の名所を、その本筋をおさえて、分かりやすく紹介してある。万延元年、桜田門外の変があった数ヶ月後、紀州から江戸勤番を命じられて江戸に出て来た酒井伴四郎という下級武士の日記を基盤にして、伴四郎が見物にでかかけた「名所」だけでなく、山の手も下町も主な「江戸の名所」がくまなく紹介され...
江戸の名所を、その本筋をおさえて、分かりやすく紹介してある。万延元年、桜田門外の変があった数ヶ月後、紀州から江戸勤番を命じられて江戸に出て来た酒井伴四郎という下級武士の日記を基盤にして、伴四郎が見物にでかかけた「名所」だけでなく、山の手も下町も主な「江戸の名所」がくまなく紹介されている。そのほとんどは行ったところなので、地図がなくても頭で歩くことができた。思い違いしていたことなども見つかって良かった。ここに書かれている案内は、説明できるよう記憶しておきたい。
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地方から江戸に出てきた武士の日記から見る、当時の江戸の名所案内 もっとも、原文の引用は少なく、日記をネタに作者が名所情報を書いた本という方が正確 ともかく、古くからの江戸名所リストを知るには役立つ
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地方武士の楽しい江戸名所歩き本。 こうして江戸文化を満喫&吸収して、各地に伝授されたと思うと、面白い。 未だに残っている名所が多いから、お上りさん気分でこの本持って、 名所巡りってのもオツだと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
幕末の紀伊藩主酒井伴四郎彰常が訪れた江戸の名所。上野、霞ヶ関、日枝神社、豊川稲荷、神田、日本橋、浅草、吉原、両国、向島、本所・深川、芝、目黒などの寺社や景色、食事など。 当時の下級武士が暇だったことと、伴四郎が時代の波に無縁だったことが解ります。現在の東京見物に持つ通じると思います。
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