青銅の魔人 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『妖怪博士』の事件で捕まった二十面相は、その一年後に脱走し、戦中の雌伏の時を経て、戦後ふたたび活動を始めます。 これは、その戦後の活動のエピソードです。 二十面相が他人を装って復員していたり、戦災孤児らを集めた「チンピラ別働隊」組織されたりと、戦後という時勢を反映した設定が随所に見られます。 この作品の二十面相は、それでもまだ美術館のようなものを作っていはいるものの、以後、奇抜な扮装で世間を驚かせることに執心するようになります。 今作の「青銅の魔人」は、そうした奇抜な扮装の嚆矢ともいえる、記念すべき「作品」でしょうか。 わざわざ、専用の工場までこさえて、二年もかけて「よろい」やら「ゴム風船」やら作って、結局ぜんぶ持って行かれちゃうんだものなあ……。
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45年前に、母に初めて買ってもらった本です。当時と同じ装丁が嬉しくって読んでみました。ストーリーは読めるんですが、怪人20面相、明智小五郎、小林少年、いいんですよね。
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(1999.05.23読了)(1999.05.15購入) (「BOOK」データベースより) 真夜中の時計店を襲った時計泥棒は、青銅でできた機械人間だった!?月光に照らされたのは、三日月形に裂けた口をもつ金属の顔。からだの中からは、ギリギリという歯車の音が響く。名探偵明智小五郎に、...
(1999.05.23読了)(1999.05.15購入) (「BOOK」データベースより) 真夜中の時計店を襲った時計泥棒は、青銅でできた機械人間だった!?月光に照らされたのは、三日月形に裂けた口をもつ金属の顔。からだの中からは、ギリギリという歯車の音が響く。名探偵明智小五郎に、小林少年が新しく結成した「チンピラ別働隊」が神出鬼没の魔人を追う。 ☆江戸川乱歩さんの本(既読) 「少年探偵01 怪人二十面相」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.08. 「少年探偵02 妖怪博士」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.07. 「少年探偵03 少年探偵団」江戸川乱歩著、 ポプラ社、1964.08. 「少年探偵06 透明怪人」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.09.01 「少年探偵07 怪奇四十面相」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.08. 「少年探偵09 電人M」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.09. 「少年探偵10 宇宙怪人」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.10. 「少年探偵14 夜光人間」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.11.05
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イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/6367636.html)
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