もうひとつの場所 の商品レビュー
清川あさみさんの作品… 太古の昔には存在していた動物、植物、草花… 今は、絶滅して見ることもできないもの、 絶滅危惧種にしていされているもの… 人間が生きるため絶滅したものもあれば 人間こそが絶滅に追い込んでしまったものも… 清川あさみさんが、糸やビーズを使って その世界を再現...
清川あさみさんの作品… 太古の昔には存在していた動物、植物、草花… 今は、絶滅して見ることもできないもの、 絶滅危惧種にしていされているもの… 人間が生きるため絶滅したものもあれば 人間こそが絶滅に追い込んでしまったものも… 清川あさみさんが、糸やビーズを使って その世界を再現する… 美しいんですよね…本当にずっと眺めていたくなるんです。 人知の及ばない世界がここにあります…。 絶滅危惧種が絶滅しないよう、守っていきたいですよね! ※以前に読んだ、標野凪さんの 『今宵も喫茶ドートーのキッチンで』の 「ドートー」も描かれていました。 英語で「のろま」を意味する「ドートー」は 動作がゆっくりでしかも人間を恐れることもなかったので 簡単に捕獲されてしまい、発見されてから100年ほどで 一匹もいなくなってしまいました…。
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もう絶滅してしまった、または絶滅危惧種の動植物が、絵本の中の楽園で穏やかに暮らしています。 絵に直接刺繍して作られた美しい情景には、動植物の毛並みや質感、生き生きとした命の輝きが息づいています。 夢のようでもあり、切ない気持ちになる一冊です。
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絵の部分が刺繍。美しい色彩で絶滅した動植物を巧みに表現していて素晴らしい。 そしてその美しい生き物がもう存在しないことに人類の罪深さを感じる。
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すでに絶滅した種と絶滅危惧種を、年代・生息地にとらわれず集めて絵画的に紹介した一冊。美しい動植物が、乱獲や気候変動で失われてしまったと思うと切なく、作者によって作られた色鮮やかな世界には癒しのエネルギーをもらえるような気がしました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
絶滅または 危惧種の動植物。 右に作品、 左に名前と解説のような おはなし。 たくさんいた いきものたちが 一匹もいなくなってしまう。 ステラーカイギュウ。 仲間が殺されると助けるために集まる習性があって ハンターたちに狙われたって。 悲しい。 エンペラータマリン。 初めて知ったな。 実物を調べてみたら 白ヒゲで愛嬌のある顔だな。 ケツァール。 火の鳥のモデルになったといわれているそう。 調べてみたら ほんとキレイな鳥だなぁ。 絵が きれいで 印象的。 だからこそ 余計に 泣きそうになるな。
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2011年発表。 時空を越えて 清川あさみが紡ぎだす、 かつてあったかもしれない もうひとつの場所…。 糸やビーズで織りなされた、 動物、鳥、魚、恐竜、昆虫、草花などの すでに絶滅してしまった、 もしくは絶滅の危機に瀕している 230種の動植物たち。 強く儚い、動植物たち...
2011年発表。 時空を越えて 清川あさみが紡ぎだす、 かつてあったかもしれない もうひとつの場所…。 糸やビーズで織りなされた、 動物、鳥、魚、恐竜、昆虫、草花などの すでに絶滅してしまった、 もしくは絶滅の危機に瀕している 230種の動植物たち。 強く儚い、動植物たちが集う 幻想的なファンタジアを描いた 地球でもっとも美しい、 絶滅図鑑です。 こんな景色があったのかと、 想いを馳せてしまう、 刺繍やボタンやビーズで描かれた 美しくて哀しい世界。 仲間が殺されると助けるために集る習性が仇となり ハンターたちの標的となった 長さ7メートルもある大きな海牛、 ステラーカイギュウ。 北海道の大雪山にしかいない 天然記念物の ウスバキチョウ。 かつてニュージーランドにいた “まぼろしの巨鳥” ジャイアントモア。 手塚治虫の「火の鳥」のモデルになったと言われているメキシコの鳥、 ケツァール。 骨は精力剤に、 毛皮も高く売れることで ハンターの標的となった カスピ海海岸の カスピトラ。 毛皮や肉の為、乱獲された 日本のトキ。 今は見ることのできない動物たちが、 清川さんの手によって ここではない楽園で蘇る奇跡。 こんな荘厳な景色を実際に見てしまったら、 人は自然をなんとか都合のいいように ねじ曲げようとか、 生き物を金儲けの道具にしようとか 思えなくなってしまうだろう。 人間は支配者ではなく 自然の一部で、 何かに生かされて この星に存在している。 沢山の動物たちの命を頂き 乱獲し、奪い去ってきた、 人間が今できることは、 途絶えてしまった動物たちの姿を 記憶に留めておくこと。 そして後世に 伝え遺していくこと。 今の自然環境を維持し、 余計な介入は避けること。 自分が好きな シロクマ(ホッキョクグマ)も、 地球温暖化の影響で 氷が張らないために、 今から僅か30年後には 絶滅するだろうと言われています。 深刻な問題である地球温暖化は、 あきらかに 人間のエゴが原因の 環境破壊です。 この本を読んだならば、 かつてこの星に存在していた 種に思いを馳せ、 『自分にもできること』 を 今一度考える ひとつのきっかけになってくれたらと 切に願います。
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絶滅した動植物や危惧種をイラストで紹介しているイラスト集。ページをめくるたび切なくなる。人間の人口がますます増えて温暖化も進む現在、さらに絶滅種は増えていくんだろうなあ。哀しい。
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絶滅したもの、絶滅しそうなもの それらが美しく、この上なく美しく 刺繍によって表されている。 永遠に持っていたい絵本。
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絶滅した動物、もうすぐ絶滅しそうな植物、今まだいる動物… もしかしたら、どこかで、この本みたいに存在していてくれないかな。 【熊本学園大学:P.N.モルト好き】
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コーネルのコラージュボックスのコトを、この図鑑のような本で触れてるなんて思いもしませんでした。 写真ではない、刺繍等という技法が生み出すリアルでない挿絵だからこそ成り立つ独特の世界が、コーネルとリンクするんだな…
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