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くるくるのひみつ の商品レビュー

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2024/03/01

和歌山静子さんの訃報(2024.1.8、83歳で逝去)を聞いて、なんといっても寺村輝夫のおうさまシリーズで知られているけれど、わたしの出会いはなんだったのだろうと思い返すと、こどものとも1978年5月号、西内みなみさんさんとの「ねずみたいじ」と、ひさかたチャイルドの月刊誌でとどい...

和歌山静子さんの訃報(2024.1.8、83歳で逝去)を聞いて、なんといっても寺村輝夫のおうさまシリーズで知られているけれど、わたしの出会いはなんだったのだろうと思い返すと、こどものとも1978年5月号、西内みなみさんさんとの「ねずみたいじ」と、ひさかたチャイルドの月刊誌でとどいたこの本(文は寺村輝夫さん)だった。太い輪郭線が特徴のおうさまシリーズとはまたちがう画風で、どうぶつたち(とくにネコちゃん)の表情が印象深くておはなしもおもしろくて印象に残っていた。いま手元にはないけれど、実家の本棚を探せばまた読めるはず。秋に西内みなみさんが亡くなられて、お力落としになったのだろうか…ひとまず、R.I.P. ぶたのくるくるがだれにも見せない秘密の小箱の中身が気になる友達のねこちゃんは、仲間も巻き込んであの手この手で箱を取り上げようとするけれど・・・ 「かったん ことこと ちりちり ろん」 2024.3.1 市立図書館 実家にあるはずの本がすぐには掘り出せなかったので、図書館で借りてみた。月刊絵本が何年か後にハードカバーで出たらしい。改めて読み返すと文にも絵にも無駄も隙もなく引きつけられる展開でハラハラどきどきさせられっぱなし、最後は謎が解けて絵本の中の動物たちといっしょになってほっとしてうれしい気持ちになれるお話だった。ねこの女の子の言動がちょっとひどいんだけど、それでも憎みきれないのはやっぱりこの大らかな挿絵に負うところも大きいと思った。

Posted byブクログ