謎の殺人図鑑(マニュアル) の商品レビュー

斎藤栄(著者)

2013/09/26

友人の警部に殺人事件を相談される推理小説家、の短編集。

今まで呼んできた中で、まさかの弟子が容疑者。
しかも前もって「推理の相談」として、話をしていた内容で。
あぁそれは犯人分かったようなもの…とは思ったのですが
さっぱりトリックが。
しかし示されたトリック…もしもちぎれたりしたら、と考えると
怖くてたまりませんが。

２話目もそうですが、３話目も女って怖い！　状態です。
ものすごく理由が分かりやすくていいですけど
３話目に至っては長期戦？
そのためだけに頑張れるのがすごいですが。

そして最後の４話目。
世間は狭い、としか言いようがないです。
まさかそんな身近に…しかも、な繋がり。
一番悪いのは、相手の親、ですが。
本当にそんな理由でやってしまったというなら
因果応報としか言いようがありません。