ベッツィー の商品レビュー

ハロルド・ロビンズ(著者),井上一夫(著者)

2013/04/16

ひとつの生産物のなかに　闘争があるといったひとが
あったが、確かに　クルマの中に　すざましい執念と
闘いがある。

当然のことなれど　この本を読んで　そのことを
痛切に感じた。
企業が維持することも大切であろうが
それは　ひとつの生産物だけで維持することが
できなくなった場合　利潤・利益のみで考えてしまう
商人と技術者の区別がでてくるのだろう。

商人と技術者の差というか　落差を強く感じた。

商人というのは　利害　儲ける　ことを考える。
それを　どう効率よく儲けるのか？
その儲けたものを　さらに儲けるように考える。
自分の生活をその中でよくしていこうとする。
商人は品質は人任せで　利益は自分で浮かび上がらせる。

技術者は寄りよきものを作ることを目指す。
技術者の基準は　どこにおくのだろうか？
利害関係は他人任せにすることによって
たんなる　技術者になるのだろう。