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日本の中の朝鮮文化(5) の商品レビュー

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2017/01/01
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1984年刊行。  日本文化の中に見え隠れする朝鮮文化とその影響を探訪するシリーズ5巻目。巡る先は半島との直接のやり取りも想定できる北陸、すなわち若狭・越中・能登・越後。  古代における日本海の交易ルートとしての価値の高さは、今となってはそれほど新奇ではないので、あっと驚く叙述は少ないが、紀行文としてもまあまあ楽しい。  ただ、文物の移転に関し、物々交換を基軸とする交易(当たり前だが、近代の意味での貿易とは全然違う)の価値を過小評価するあたりは首を傾げざるを得ないが…。

Posted byブクログ