科学的宇宙観の変遷 の商品レビュー
思ったより読みやすかった。翻訳者の能力なのか、それとも原書がそもそも平易に書かれているのかは知らんが。そうとはいえ、ここまで専門用語がバンバン飛び出す書籍を翻訳するとなると、よほど辞書調べて本読んでしたんやろなと思いつつ寺田寅彦をウィキってみたら、なるほど、物理学者なのね。 神...
思ったより読みやすかった。翻訳者の能力なのか、それとも原書がそもそも平易に書かれているのかは知らんが。そうとはいえ、ここまで専門用語がバンバン飛び出す書籍を翻訳するとなると、よほど辞書調べて本読んでしたんやろなと思いつつ寺田寅彦をウィキってみたら、なるほど、物理学者なのね。 神話的な扱いから始まって、現代(あるいは近代)までの学界の動向をひたすら時系列に並べた内容かと思っていたが、真ん中あたりに宇宙についてのわかりやすい説明も少し挟まっていて、勉強になった。
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著者が碩学なのはよくわかるけども、すこし異民族について上から目線な気もするし、何より文章が難解であることに辟易した。 書いてあることは古代の人が宇宙をどう解釈していたか、中世になってどうなったか、などなどであるが、漢字がまず旧字体であるし、難解極まりない。これでなくとも同じようなことを書いている本はあるだろうし、わざわざこれを読むことないかもしれない。
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