白樫の樹の下で の商品レビュー
いいです。青山文平。まだ2冊ぐらいですが、ハマってしまいそうです。揺れ動く心と下僚のみながらの武士の矜持、幼馴染との友情悩みながらの日々、いい。ややもすると、優柔不断にみえるが、これも人間である。
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新人だそうだが、面白く読んだ。小普請組の子供のころから一緒だった三人の剣士。大人になり、それぞれの道を歩みだすと、思わない展開に。
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ラストの失速感が惜しまれるが、 面白かった。(息切れ?) 時代小説では大前提の、 「人を斬る」ことの重さがズシリと 伝わってくる。 武士かどうか、葛藤し続ける主人公や、 剣術道場を社交場と言い切りつつも どこかに剣客としての矜持も見え隠れする 道場主など、太平の江戸、そんな考え...
ラストの失速感が惜しまれるが、 面白かった。(息切れ?) 時代小説では大前提の、 「人を斬る」ことの重さがズシリと 伝わってくる。 武士かどうか、葛藤し続ける主人公や、 剣術道場を社交場と言い切りつつも どこかに剣客としての矜持も見え隠れする 道場主など、太平の江戸、そんな考えも あったかもな、と思わせるところが 著者の腕。
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期待ほどではなかった。 まあ、こんなものか。 悪くは無いのだけど、 特にどうということもなく・・・。
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久しぶりに短時間で読み終えた本。自分は武士なのか悩みながら生きている描写がよい。本を読み始めて引き込まれる世界観があった。最後の方で迷いがあるから武士としてはよいという、今の時代でも考えさせられる一言であった
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文章がいいという評判に読んでみたくなりました。 読んでみたところ、品のある文章です。 ちょっと、タイトルが平凡というか、内容とぴったししてないような気がするので、もう少し、工夫して欲しかったかな。 人を斬ったことがない侍の時代。貧しい侍。極悪人がいるわけではないのに、なぜ、こんな...
文章がいいという評判に読んでみたくなりました。 読んでみたところ、品のある文章です。 ちょっと、タイトルが平凡というか、内容とぴったししてないような気がするので、もう少し、工夫して欲しかったかな。 人を斬ったことがない侍の時代。貧しい侍。極悪人がいるわけではないのに、なぜ、こんなつらい結末を迎えなければならないのか。どろどろした文章でないから、より、澄んだ哀しさがあります。 蝦夷地へ行く、緬羊を飼う、少し現実から離れた夢が心に残りました。
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このミスで茶木が絶賛していたので読む。人が死にすぎるのは下手な小説。特に幸せの絶頂から突然相手が死ぬのは下手の小説や映画の常套手段。私はその手のあざといストーリーは認めない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりの時代劇、でも読みやすい文章ですぐ物語の世界にはいりこめた。 やや時代遅れな無骨な道場に通う3人の若者。 武士とは名ばかりの苦しい生活、恋、友情、死。 なかなかおもしろかった。
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これはすごい作家がでてきた。竹刀稽古が当たり前の時代に、木刀による形稽古に拘る三人の若者に、一本の脇差「一竿子忠綱」が醸し出す心の影。時代ミステリーだが、洗練された文章、構成、展開、見事としか言いようがない。次を早く出して欲しい。
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「このミス2012」でチェックしました。松本清張賞を受賞した時代ミステリー。 田沼政治が終わりを告げた時代の、若い武士たちの物語。 ミステリーというか、青春ハードボイルドというイメージでした。 時代物という枠組みの中で、登場人物たちの心情が妙に現代風になるでもなく、それでいて違和...
「このミス2012」でチェックしました。松本清張賞を受賞した時代ミステリー。 田沼政治が終わりを告げた時代の、若い武士たちの物語。 ミステリーというか、青春ハードボイルドというイメージでした。 時代物という枠組みの中で、登場人物たちの心情が妙に現代風になるでもなく、それでいて違和感もなく、丁寧に書かれていたなーと思いました。 というか、書かれていない部分が好きだったかも。 饒舌にキャラクターの内面が語られるのではなくて、たとえば傷ついた少女を抱き寄せるだけで、彼の決意とか心情が判るような、そういう抑制のきいたところとか。(ちょっと説明しずらいな) ミステリーというカテゴリよりも、この作者さんの書く、人情物が読んでみたくなりました。 続いてもおかしくないような終わり方でもあったので、それも愉しみにしておこうと思います。
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