岩間稔の3分音楽講座 の商品レビュー
携帯着うたサイトの「エレクトーン公式サウンンド エレッチャ!」に連載された記事をまとめた本であることが「はじめに」と巻末に記してありました。 エレクトーンの記事が多いのはそのため、ということですが、それと携帯サイトであることを考慮に入れても音楽用語の書籍としては読みづらい本でし...
携帯着うたサイトの「エレクトーン公式サウンンド エレッチャ!」に連載された記事をまとめた本であることが「はじめに」と巻末に記してありました。 エレクトーンの記事が多いのはそのため、ということですが、それと携帯サイトであることを考慮に入れても音楽用語の書籍としては読みづらい本でした。 まず全てが文章のみで、音楽記号や理論の説明に一切楽譜も記号も記載がありません。アルト記号を「数字の3のような」と言われても、知らない人には分からないような…。 バラッドとバラードの説明では、英語でBallad、フランス語でBallade、との説明と、意味の解説がありますが、問題はその後。 「バラッドとバラードの意味は日本だけでなく世界共通ではないかと思う」 →根拠無く思われても…。 「その意味でイタリア語のバラータ、ドイツ語のバラーデが今でも使われているのかどうかは不明である。」 →まるわかり辞典なんだから調べた結果を書いて欲しい。 かなりの割合で駄洒落が織り込まれており、これが肌に合わなくて読み進めるのに疲れました。 ・都庁の歌:ト長調 ・Aminorをアーマイナーと読むのは正確さが甘〜まいなぁ (送り仮名が間違っている気がしますが、原文どおり) ・ポリリズム:えびせんポリポリ など・・・ たまに正しい解説なのか駄洒落コーナーなのか区別がつかないことがあるのもマイナス。 解説やネタそのものはためになる個所もあるので、こういった駄洒落が楽しめる方には良いかと思います。
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