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時代考証にみる新江戸意識 の商品レビュー

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2011/10/24

大河ドラマ「新選組!」「天章院篤姫」「龍馬伝」の時代考証をした3名の研究者が語る江戸時代。歴史研究の大変さがうかがえると同時に、ドラマ一場面のためにどれだけの労力を費やしているかがわかります。さすが大河ドラマ。何年も研究されている事柄でも、いつ新しい発見があるのかがわからないこと...

大河ドラマ「新選組!」「天章院篤姫」「龍馬伝」の時代考証をした3名の研究者が語る江戸時代。歴史研究の大変さがうかがえると同時に、ドラマ一場面のためにどれだけの労力を費やしているかがわかります。さすが大河ドラマ。何年も研究されている事柄でも、いつ新しい発見があるのかがわからないことが歴史の面白さだなと感じます。殊に、世間ではイメージが定着してしまったものを覆すことは、研究者たちの並々ならぬ努力の賜物だと思います。 「『新選組!』の時代考証の作業のなかでこんなことがありました。新選組のイメージといえばダンダラの羽織ですが、時代考証の会議の中で、美術担当の方からの要望で、どんな風に作るかが議題になりました。(中略)たとえば、模様の山の角度や、青い部分はどんな青なのか、白い部分はどのような白なのか。」 「…このシーンはわずか一分足らずですが、こうしたちょっとしたシーンにも時代考証が何度も重ねられているのです。(「安政期の政局と大河ドラマ「篤姫」」より)」

Posted byブクログ