夜風にゆれる想い の商品レビュー
リタ賞の殿堂入り”RWA Hall of Fame”の作家さん アメリカンヒストリカルロマンス なんとかして結婚し、ささやかな幸せを攫みたいと願う女心と、自分には向いていない女性だと彼女に背を向けることになる男とのロマンスで、オーソドックスで古典的な展開ながらも、現代に通じる人間...
リタ賞の殿堂入り”RWA Hall of Fame”の作家さん アメリカンヒストリカルロマンス なんとかして結婚し、ささやかな幸せを攫みたいと願う女心と、自分には向いていない女性だと彼女に背を向けることになる男とのロマンスで、オーソドックスで古典的な展開ながらも、現代に通じる人間の欲やエゴと理性とのリアリティーのある葛藤が細かく描かれ、その緊張感からら、長編にもかかわらず、一気に読める楽しさがあります。 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3651.html
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分厚い、1500円、854ページの重み、とっ掛るには勇気が必要です。内容は丁寧に書き込まれていて、二人の心情とか想いが伝わってきます。かたくなな面があっても想いやり深く、もう一人の男性に惑う気持ちも等身大の女性ならではです。比べてヒーローは大事な事は隠す、八つ当たりはする、ヒロインと別れたら音信不通(この時のヒーローの様子なら書きこんで欲しかった)。しかしラストに登場し、強引に結婚式前のヒロインを誘惑して連れ去るのにはうっとりです。評価は3.8★ってとこです。『魔女の目覚め』のように上・下で軽くふた山を越えるほうが、高いひと山より楽でした。厚みに負けない方頑張ってください。
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