ノーブルチルドレンの残酷 の商品レビュー
誰かにどうしようもなく必要とされた時、人はそれだけで生の意味を知るのだろう。守りたい人がいて、その誰かを本当に大切に出来たなら、それだけで人は幸せになれる。(110ページ) . この地球上には数え切れないほどの言葉があるのに、想いのすべてを織り込むことは、誰にも出来ない。どれだけ...
誰かにどうしようもなく必要とされた時、人はそれだけで生の意味を知るのだろう。守りたい人がいて、その誰かを本当に大切に出来たなら、それだけで人は幸せになれる。(110ページ) . この地球上には数え切れないほどの言葉があるのに、想いのすべてを織り込むことは、誰にも出来ない。どれだけ足しても、何を掛けても、愛には不足する。 だけど、あたしは確信する。この世界にあって、一番美しい言葉は、好きな人が呼んでくれる自分の名前だ。(206ページ)
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旧家の出身の高校生の男女の恋愛模様?を描いた物語。 レッドスワンシリーズから興味を持ち読んでみました。 内容は高校生活における日常と、様々な謎を追うミステリーも。 レッドスワンシリーズ程には入り込む事が出来なかったかな。 一応次の作品も読んでみようかなとは思います。
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緑葉先生と麗羅先生の過去を知ることができて、なんか少しだけ安心しました。 それにしても緑葉先生可愛いのにもったいないなぁ。笑
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綾崎隼ということでこちらのノーブルチルドレンシリーズも読破。花鳥風月シリーズのキャラも登場したり、身分差という綾崎の得意なジャンルだったりではじめは楽しく読んでいたが、いかんせん飽きる。キャラの良さとストーリーがなかなかマッチしないような感じ。物語のココ!といった盛り上がりもなく...
綾崎隼ということでこちらのノーブルチルドレンシリーズも読破。花鳥風月シリーズのキャラも登場したり、身分差という綾崎の得意なジャンルだったりではじめは楽しく読んでいたが、いかんせん飽きる。キャラの良さとストーリーがなかなかマッチしないような感じ。物語のココ!といった盛り上がりもなく新刊を待っている間に前の話を忘れてしまって、毎回読み返すのも面倒だった。また、登場人物は多いものの主人公組以外はインパクトが薄く、キャラ立ちに欠ける…。 と散々書いたが、やはりポエミーな文章は魅力的。読み返すことはないだろうけど…。
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「コピーキャットの錯誤」 部室を確保する為に行われた対決。 彼女は結局お金とコネがあったからこそ答えにたどり着いたのだろう。 彼もまた自分の名をダシにしているから同レベルなのだろうが、かかる手間を考えたらこの方法の方が楽かもな…。 「ストックホルムの憐憫」 行方不明の彼を探して...
「コピーキャットの錯誤」 部室を確保する為に行われた対決。 彼女は結局お金とコネがあったからこそ答えにたどり着いたのだろう。 彼もまた自分の名をダシにしているから同レベルなのだろうが、かかる手間を考えたらこの方法の方が楽かもな…。 「ストックホルムの憐憫」 行方不明の彼を探して。 てっきり妄想の中の出来事かと思っていたが、事実だったうえにあんな事になっているとは…。 彼女は本当に彼と付き合っていたのか、それすらも疑問に思えるな…。 「リッケンバッカーの憂愁」 部活動停止を言い渡される前に。 いくら自分たちにとって迷惑だからといって相手から何かを奪っていい理由にはならないだろう。 確かに共存し難い部活だろうが、学校が決めている事だからどうにもならないよな…。 「ノーブルチルドレンの残酷」 密室で食い荒らされたケーキ。 全ての犯人が彼女で毎回あの方法で逃げていたとは考えづらいな…。 今回の犯人が彼女であっただけで、今までの犯人は彼女の推理通りだったのではないだろうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「花鳥風月」シリーズとは別の綾崎さんのシリーズ。「舞原」と「千桜」対立する地方の名家。その跡取り的存在の吐季と緑葉が運命?的な出会いをし、互いに惹かれていくという話の流れ。1巻目はミステリー的な要素も絡まり、花鳥風月シリーズとはちょっと違ったノリで読んでいてよかったなと思う。この二人の仲が進展することで、周りにどんな影響がでてくるのか?。引き続き読んでいこうと思う。
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誰かのことを考えることで、人は変わっていく。 でも、きちんと食べないと、考えられるものも考えられなくなるよ。 放送部が廃部ってなかなかないですよね。 そして放送部の部室は放送室じゃなかったんだな。 今の校内放送は誰がやってるんだろう…。 子供が家の事情に縛られるお話は、現実で...
誰かのことを考えることで、人は変わっていく。 でも、きちんと食べないと、考えられるものも考えられなくなるよ。 放送部が廃部ってなかなかないですよね。 そして放送部の部室は放送室じゃなかったんだな。 今の校内放送は誰がやってるんだろう…。 子供が家の事情に縛られるお話は、現実でも、物語でもとても悲しくなる。
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綾崎さんらしい、私の好きな本。 はじめはワカマツカヲリさんのイラストと「現代のロミジュリ」のキャッチコピーに惹かれて読んだものだけどすごく気に入りました。 同じ作者の花鳥風月シリーズのキャラ達も沢山出てくるからそちらのシリーズが好きな人はきっともっと楽しめるんじゃないかな。私は...
綾崎さんらしい、私の好きな本。 はじめはワカマツカヲリさんのイラストと「現代のロミジュリ」のキャッチコピーに惹かれて読んだものだけどすごく気に入りました。 同じ作者の花鳥風月シリーズのキャラ達も沢山出てくるからそちらのシリーズが好きな人はきっともっと楽しめるんじゃないかな。私は楽しめました。 ストーリーよりもキャラに惹かれて読んだのが1巻。2巻からどんどんキャラや関係性が掘り下げられていって、綾崎さんらしさと面白さが出てきます。 1巻だけで終わってしまうのはもったいないかも。
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購入。残念でした。ロミジュリ要素ありの青春ミステリって好きなはずだけど、文章が読みにくいし、登場人物が好きになれないのは残念でした。もっと年齢が下の子が読むものなのかな。10代後半でもキツそうだけど。
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【現代のロミオとジュリエット、残酷な儚き愛の物語。ノーブルチルドレンの残酷】 美波高校に通う旧家の跡取り舞原吐季は、一つだけ空いた部室を手に入れるため、『演劇部』と偽って創部の準備を進めていた。しかし、舞原と因縁ある一族の娘、千桜緑葉も『保健部』なる部の創設を目論んでおり、部室...
【現代のロミオとジュリエット、残酷な儚き愛の物語。ノーブルチルドレンの残酷】 美波高校に通う旧家の跡取り舞原吐季は、一つだけ空いた部室を手に入れるため、『演劇部』と偽って創部の準備を進めていた。しかし、舞原と因縁ある一族の娘、千桜緑葉も『保健部』なる部の創設を目論んでおり、部室の奪い合いを発端に、奇妙な推理勝負が行われることになってしまう。反目の果てに始まった交流は、やがて、二人の心を穏やかに紐解いていくことになるのだが……。 幸せを放棄した少年と、純真な心で未来を夢見る少女の人生は、いつだってポップなミステリーで彩られていた。これは、現代のロミオとジュリエットに舞い降りる、儚き愛の物語。
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