セクハラの誕生 の商品レビュー
2つの裁判を通じた、日本でのセクシャル・ハラスメント概念の変遷を説いた本です。 裁判を描いた部分はどんよりした迫力がある一方で、その後の派生などを描いた15章、16章はやや散漫な印象でした。 セクハラの解釈は現在も多くがグレーゾーンです。物語としては一応締めているものの、読後の爽...
2つの裁判を通じた、日本でのセクシャル・ハラスメント概念の変遷を説いた本です。 裁判を描いた部分はどんよりした迫力がある一方で、その後の派生などを描いた15章、16章はやや散漫な印象でした。 セクハラの解釈は現在も多くがグレーゾーンです。物語としては一応締めているものの、読後の爽快感はありません。 僕は積極的にセクハラをしているつもりはありませんが、もしかすると、誰かに嫌な気持ちを押し付けているかもしれません。自分に投影できるかできないかで、読み方が全く変わる本でしょう。男女では読後感が相当違うのでは。
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労作。晴野さんの会社の人々怖すぎるよ。これで勝訴してたったの150万円か。支援団体もやばい。 晴野さんの視点からのものではあるわけだが、そういうふうに体験されていたんだろう。 あれ、でも『さらば原告A子』は前に読んだような気がする。・・・いや読んでないか。 p....
労作。晴野さんの会社の人々怖すぎるよ。これで勝訴してたったの150万円か。支援団体もやばい。 晴野さんの視点からのものではあるわけだが、そういうふうに体験されていたんだろう。 あれ、でも『さらば原告A子』は前に読んだような気がする。・・・いや読んでないか。 p. 233 「対面」→「体面」 しかし晴野まゆみ『さらば、原告A子』からの使用している文章が多すぎる。これってどうなんだろう。
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