ふたり の商品レビュー
仕事に追われうつ病になった透と、婚約を破棄され一人で生きていくと決めていたひかる。 ジャズナンバーのかかるコンビニでふたりは出会う。 暖かく切ないラブストーリー。 第1部は、読んでいるのもくすぐったくなるような、甘いふたりの様子。 第2部からは、あれ?と思わされる、5年後のふた...
仕事に追われうつ病になった透と、婚約を破棄され一人で生きていくと決めていたひかる。 ジャズナンバーのかかるコンビニでふたりは出会う。 暖かく切ないラブストーリー。 第1部は、読んでいるのもくすぐったくなるような、甘いふたりの様子。 第2部からは、あれ?と思わされる、5年後のふたりの様子。 気づいてからは、終わりが来るのが嫌だなと思いながら読みました。 ふたりぼっちだった透とひかる。 最後には、健太を含め、多くの人に囲まれた『キャットミント』になっていましたね。 素敵なお話でした。
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読んでいて、自分の傍にいる大切な人をすごくすごく大切にしたくなる優しい本。 読んでる期間がとても幸せだった。 のと、最後の二章分がとにかく泣いた! 小手毬るいらしい世界観とモチーフで、ある種小説ならではなんだけど、とても素敵な作品だった。
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ハードワークからうつになり、人とかかわることが怖くて夜間の工事現場の仕事をはじめ、 昼間のアルバイトに変わるとき、怖さでいっぱいになっていた気持ちがよくわかった。 そこで強くやさしくあった女性はすばらしい。 作中に何度かはいっていた手紙のやりとりがよかった。 男性側からの視点、女性側からの視点、という展開の仕方がおもしろい。 ふたりのあいだに起こるまさかの出来事は、それをはっきりとわからせることなく進み、 彼からの手紙で終わらせたところは「そうきたか!」となった。 つらいとき、人とのつながりは偉大で、そこには思いやり、心遣い、やさしさなどが 気持ちが枯れない泉のようにある。 ”永遠”のあとに読んだこの作品は、るいさんらしいといつもより一層思った。 やわらかな心にふわりと入り込んでくるストーリー、そして切なくて仕方がないのだ。
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透とひかるの二人の物語。運命的な出会いをした二人は、お互いに心に傷を抱えていた。透は、姉の自殺。ひかるは結婚直前に、一方的に婚約破棄されたという過去。前半、付き合い始めた二人の甘い暮らしっぷりに、お腹いっぱいな気分で読み進めると、けっこうシビアな現実に直面する。文章の中で、なんとなくそうかな…と、におわせる透の死。そして二人が成長していく姿が、日本とニューヨークの間で距離と時間をかけて描かれていく。甘いだけで終わらないところが好きです。
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感情が一気に潤った。 儚げな2人だなと思って読んでいました。すっーと通り過ぎるように読めるお話。ラストは泣いちゃいました。こんなに思いあえるふたりになれたらいいな。
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久しぶりにぐっときた、恋愛小説。 最初はべた甘な感じだったので、ずっとこんな感じで 進んでいくのかなぁと思っていたら違ってました。 途中から、少し雰囲気が変わって気になる気になる… 透とひかるの出逢いのシーンがすき。 こんな風に運命以外の何物でもないと思えるような人に出逢えるなら、自分ももっとストイックに 恋愛をしていきたいけどなぁと思う。笑 最後はやっぱり泣きました。 こんなふたりを引き裂かないでほしかったくらい…
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ジャズの名曲を絡めながら進む恋愛小説。 1部では激甘の恋愛ストーリーで食傷気味だったが、2部になってからラブラブの二人に何が起こったの?とグイグイ惹きこまれた。 企画としては抜群。 章の曲をバックにして読書するのも、これからの季節、乙かも。
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都会のコンビニで出会ったふたり。 いつも一緒にいて、いろんな話をし、夢を実現させていく… 穏やかに時間が流れているような淡々とした物語で、ふたりは出会うべくして出会ったのですね。 そしていつだって、あなたは私のそばにいてくれている。
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