彼らが写真を手にした切実さを の商品レビュー
藤代冥砂さん、 長島友里枝さんの思考が感じる物が自分の心で感じた物を理解し、表現(本人の意思、或いは無意識)しているのが理解出来たと共に大竹昭子さんの文章は読みやすくて綺麗だなと改めて思った
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写真を撮って時間を見つめている人にとって、必須本だと思いました。 判断を選ぶことの繰り返しは、他人にとって見えづらいもの。それは人の人生を成り変われないことに相似している。 読んでみて、我振り返る時間を多々持てました。まるでカメラそのもののような本でした。
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戦後の日本を代表する写真家(森山・中平・荒木~大橋・ホンマまで)達がなぜ写真を切実に求めているのか。なぜ彼らは写真を撮らねばならないのか。 ここ2、3年でもっとも心を穿った本。落ち込み、そして考えさせられた。 少なくともこの本はぼくの持つ写真観を覆した。それだけのパワーを持って...
戦後の日本を代表する写真家(森山・中平・荒木~大橋・ホンマまで)達がなぜ写真を切実に求めているのか。なぜ彼らは写真を撮らねばならないのか。 ここ2、3年でもっとも心を穿った本。落ち込み、そして考えさせられた。 少なくともこの本はぼくの持つ写真観を覆した。それだけのパワーを持っている。 果たしてぼくが写真を撮る理由のどこかにも切実さはあるのだろうか? それでいて、なお一層撮りたくなった。 お薦めは大橋仁の章。
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森山大道、中平卓馬、荒木経惟、篠山紀信、佐内正史、藤代冥砂、長島有里枝、蜷川実花、大橋仁、ホンマタカシの10人へのインタビュー。 20年前と今、「日本写真」の特異性について。中平卓馬の印象が強い。
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写真は観念ではなくて、生理であり、言葉と相性が悪い。そんなことを含めながら、写真家の人生と写真の関係を綴っていく。どうして写真と巡りあったのか。手放せなくなったのか。作品写真集の写真、が少しだけ集められてはいるけれど、本文には一切写真はない。とはいえ、「日本写真」は、言葉を先行さ...
写真は観念ではなくて、生理であり、言葉と相性が悪い。そんなことを含めながら、写真家の人生と写真の関係を綴っていく。どうして写真と巡りあったのか。手放せなくなったのか。作品写真集の写真、が少しだけ集められてはいるけれど、本文には一切写真はない。とはいえ、「日本写真」は、言葉を先行させる欧米文化への抵抗でもあるという。 登場する写真家のファンでなくても楽しめるはず。よき本。
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何人かの写真家へのインタビューと著者の考察から「日本写真」について述べた本。 名前は知っていたけど詳しく知らなかった写真家のことを知ることができた。 その結果、共感できる人とできない人が出てきた。 共感できる人は、森山大道さん、中平卓馬さん、佐内正史さん藤代冥砂さんぐらいかな。...
何人かの写真家へのインタビューと著者の考察から「日本写真」について述べた本。 名前は知っていたけど詳しく知らなかった写真家のことを知ることができた。 その結果、共感できる人とできない人が出てきた。 共感できる人は、森山大道さん、中平卓馬さん、佐内正史さん藤代冥砂さんぐらいかな。 とってもおもしろくてすぐ読めちゃいました!
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タイトルに惹かれます。 写真家が写真をしているコトそのものを疑問視するところから始まって、著者が選んだ写真家数名について紹介されている内容のように思いました。 全部を読むよりは、自分の気になる作者のページを読むだけでも、理解が深まるようです。
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日本の代表的写真家にインタビューや考察を行い 日本写真の歴史を考察する内容。 筆者のインタビューの上手さや考察が面白く かなりぐいぐい読めた。 本とに「現代写真」というジャンルがあればよいのに。
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被写体を前にシャッターを押すという瞬間性とその一瞬に巡り会うための生き方みたいものの継続性が織りなす10人の写真家の物語。自らの内側のものを表出させるという表現ではないのに、写真表現=写真家の人生になっていると感じました。「生命・マシン・外界」がつくりだす不思議な表現だからこそ、...
被写体を前にシャッターを押すという瞬間性とその一瞬に巡り会うための生き方みたいものの継続性が織りなす10人の写真家の物語。自らの内側のものを表出させるという表現ではないのに、写真表現=写真家の人生になっていると感じました。「生命・マシン・外界」がつくりだす不思議な表現だからこそ、言葉にならない官能性や身体性を誘発するのでしょう。それなのに、あるいは、それだからこそ言葉で写真家と語ってくれる本書に引き込まれました。
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カメラという、ボタンを押せば、あるがままを写し出す装置で、どの様に芸術性を表現しているのかに興味があった。 撮る事と、見る事の違いが少し理解できた。
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